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令和5年5月9日知事定例会見

印刷ページの表示 ページ番号:0000230509 更新日:2023年5月9日更新

動画はYouTube「おんせん県おおいた公式」へ                                    
日時:令和5年5月9日(火)13時30分~
場所:第一応接室

記者会見時に配布した資料を掲載します。

230509

新型コロナウイルス感染症について

昨日(5/8)から、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザと同等の5類に変更されました。

外来や入院での医療費に自己負担が必要となるなど、新型コロナへの対策が大きく変わりましたが、県では、県民の皆様が引き続き安心できるよう、万全を期しています。

まず、医療提供体制です。本県では、医師会等の協力の下、入院受入医療機関は、従前の57病院から130病院へと、大幅に増加しています。また、外来についても、563の医療機関で対応可能となっています。9月末までに650の医療機関を目標に、今後も順次拡大に努めていきます。

次に、相談体制です。受診先がわからない方や、陽性となり体調が急変した方のために、昨日から専用の相談ダイヤルを設置し、看護師等が相談に応じています。24時間体制で運営していますので、お困りの際は、どうぞ遠慮なくお電話ください。

(コロナ受診・発熱相談ダイヤル:097-573-3015)

3つ目は、重症化が心配される高齢者施設等への対応です。施設に対する集中的検査や感染対策の指導、施設内療養体制への財政的支援は継続しています。併せて、高齢者施設が往診・派遣に協力する医療機関を確保できるように、保健所が引き続き、施設からの相談に応じています。

4つ目は、ワクチン接種です。昨日から、重症化防止を目的として、高齢者や基礎疾患のある方、医療従事者等を対象に、接種が始まりました。

引き続き、自己負担は必要ありませんので、希望される方は接種をお願いします。

このほか、5類への移行により、感染者の入院勧告や就業制限、濃厚接触者の自宅待機などの行動制限がなくなりました。ただし、陽性者の療養期間は、5日間かつ解熱後24時間経過が目安とされていますので、陽性となった方は、感染を広げないよう、引き続き、細心の注意を払っていただくようお願いします。

最後に、基本的な感染対策のお願いです。

マスクの着用は個人の判断となっていますが、高齢者等重症化リスクのある方への感染を防ぐため、医療機関や高齢者施設等、あるいは混雑した電車やバスでは、着用をお願いします。

また、換気や手洗いについても、基本的な感染対策として有効ですので、引き続き、取組をお願いします。

なお、県内の新規感染者数については、これまで毎日公表していましたが、今後は、季節性インフルエンザと同じ県内58か所の定点医療機関における感染状況を、来週から週1回、水曜日に速報値を、木曜日に詳細な確報を公表することとなります。

現在、県内の感染状況は落ち着いていますが、今後、週ごとの感染状況を見ながら、感染拡大時には必要に応じて、県民への注意喚起等を行いたいと考えていますので、ご理解、ご協力をお願いします。

 

令和5年度補正予算編成方針について

令和5年度補正予算の編成方針についてです。お手元の「令和5年度補正予算編成方針のポイント」をご覧ください。

今回の補正予算では、

1 誰もが安心して住み続けたい大分県づくり「安心元気」

2 知恵と努力が報われる、誰もが訪れたいと思う大分県づくり「未来創造」

3 多様性を受け入れ、支援が必要な人に寄り添う大分県づくり「共生社会」

を基本理念として、市町村や各種団体など多様な主体と積極的に協力し、地方創生を更に前進させていきたいと考えています。

こうした考え方の下、基本理念の実現にふさわしい新規事業については、各部局の要求枠とは別に、予算特別枠「新おおいた創造・発展枠」として20億円を設定し、積極的に要求を受け付けることとしました。概要は、ポイントペーパーの下半分、【主な要求の枠組み】にありますとおりです。

本日の部長会議においても、積極的に要求するよう指示したところです。

令和4年度の当初予算が約7,178億円で、令和5年度の骨格予算が6,774億円ですので、その差額の400億円強程度が、補正予算の目安になると思います。公共事業は、例年1000億円程度ですが、骨格予算で75%程度措置していますので、約200億円強が、公共事業の肉付で措置される額かと思います。これから6月にかけて査定を行い、7月の県議会にご提案するということで、肉付予算の編成を本格化していきたいと思っています。

令和5年度補正予算編成方針のポイント [PDFファイル/164KB]

令和5年度補正予算編成方針 [PDFファイル/621KB]

ホーバーターミナルの名称及びシンボルマークの決定について

現在建設中のホーバーターミナルの名称とシンボルマークを決定しましたのでお知らせします。

ターミナルの名称は、「ホーバーターミナルおおいた」です。県民だけでなく、初めて大分県を訪れる観光客の皆さんも含めて、誰もが、ホーバークラフトの乗り場と認識できるよう、シンプルな名称としました。

そこで、ターミナルが多くの県民に一層親しまれ、愛着を持っていただける場所となるよう、通称とシンボルマークを作成しました。

まず、通称ですが、「ホーバー」や「おおいた」の語感を残し、ホとボの連続や、跳ねる音を取り入れるなどして可愛らしく親しみやすい響きを目指し、欧文表記(Hover Terminal Oita)の一部H・O・V・O・T・A(エイチ・オー・ブイ・オー・ティ・エー)を用いた「HOV.OTA(ホボッタ)」としたいと思います。

次に、シンボルマークのデザインは、ターミナル外観の特徴的な形状である空へと上昇していくような勾配を取り入れています。勾配に沿って、文字の大きさを変えることで大小のリズムを生み、旅への期待感や人が集う場の賑わいを表現したデザインとなっています。

これらのデザインは、ターミナルの設計者である藤本 壮介(ふじもと そうすけ)氏と、廣村デザイン事務所の廣村 正彰(ひろむら まさあき)氏が共同で手掛けました。

藤本氏は、2025年日本国際博覧会、いわゆる大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーとして、廣村氏は、東京オリンピックのスポーツピクトグラムの開発者としてなど、国内外で幅広くご活躍されています。

なお、ターミナルは本年12月の完成、翌年3月のオープンを目指していますので、楽しみにしていただければと思います。

ホーバーターミナルの名称及びシンボルマークの決定について [PDFファイル/544KB]

令和4年度 農林水産業への新規就業者について

令和4年度の農林水産業への新規就業者数がまとまりましたので報告します。お手元の資料をご覧下さい。

令和4年度の、農業、林業、水産業の新規就業者数は462人と、6年連続で400人を超え、堅調に推移しております。

令和4年度の特徴は、中核的な担い手となる自営就業者数が大きく伸びて253人となり、過去最多となっています。

農業では自営就農者数は185人で過去最多、このうち農家子弟も102人と過去最多です。

背景としては、県内外での就業相談会の開催や、就農学校等による技術研修から経営開始に至るまで、施策を活用しながら、伴走支援を行ったほか、高齢化する農業現場の世代交代を促進するために、経営継承の啓発活動や支援を行ってきたことが増加に繋がったと考えています。

 林業では、国産材需要が堅調に推移しており、水産業では、漁業学校修了生等が5人就業しており、研修制度や就業給付金などが就業者の確保につながっていると考えています。

今後も、新規就業者のさらなる増加を目指して、農林水産業の魅力を発信するとともに、産地自らが新たな担い手を確保育成する「産地担い手ビジョン」に代表される、受け入れ体制の強化についても取り組んでまいります。

令和4年度 農林水産業の新規就業者の状況 [PDFファイル/14KB]

第18回大分県障がい者スポーツ大会について

身体、知的及び精神障がいのある方々が一堂に会して行われる県内最大の障がい者スポーツのイベント「第18回大分県障がい者スポーツ大会」のお知らせです。

お手元の資料にありますとおり、5月13日(土)の卓球から27日(土)のボウリングまで、各競技が順次開催されます。

今年の大会は、4年ぶりに、どの会場でも観覧できるようになります。私も、20日(土)の陸上競技・フライングディスクの開始式に出席する予定です。

参加人数ですが、資料の裏面にありますとおり、延べ1,053人と、4年ぶりに1,000人を超える方が参加予定です。

なお、この大会の記録を参考として、今年10月に鹿児島県で開催される、『特別全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」』への県代表選手を選考することから、大変重要な大会でもあります。

目標に向かって頑張る選手一人ひとりに、多くの皆様方のご声援をお願いします。

第18回大分県障がい者スポーツ大会 概要 [PDFファイル/57KB]

記者質問

補正予算

(記者)

まず補正予算編成方針について、この新おおいた創造・発展枠の設定20億円が、佐藤カラーを出そうという思惑の予算か。

(知事)

これまでの継続事業に加えて大きく発展をさせていくための予算、時代の変化に応じて必要な予算がこの20億円に当たります。

(記者)

知事ご自身の中で、イメージしているものは。

(佐藤知事)

例えば、人口減少対策や、こども・子育て支援などは、安心して住み続けたいというところや、元気なまちづくりにも繋がります。また、女性が活躍できる社会という意味では、共生社会にも繋がるので、より加速して進めていかなければいけないと思います。

 

(記者)

いつの議会にどういう形で提案を。

(佐藤知事)

肉付予算は、7月の議会に提案をすべく、6月に査定も含めて予算の原案を作っていきます。

(記者)

安心元気、未来創造、共生社会の三本柱にかける佐藤知事の思いは。

(佐藤知事)

私が知事選挙の時に大事と訴えてきた公約を実現すべく、また、私の理念実現のために、「新おおいた創造・発展枠」を設定して、予算化していこうということです。

(記者)

人口減少対策の中身は。

(佐藤知事)

検討中です。県内18市町村もいろいろ検討していますので、各市町村の検討状況も見ながら、これから中身を詰めていくことになります。そういう意味では、人口減少やこども・子育て支援をさらに充実させていくのは大きな課題だと思います。

(記者)

新しく体制も変わり、職員にどのような姿勢で予算編成に臨んで欲しいか。

(佐藤知事)

世の中の変化や、課題に果敢にチャレンジし、新たに必要なところを、しっかりと具体的に提案して欲しいと考えています。

(記者)

佐藤カラーを出す20億円の額の規模については、どう見るか。

(佐藤知事)

額としては適切な額だと思います。新しい施策を最初から大きな額で進めていくのは、リスクも大きいので、新しくチャレンジしていくという意味では、予算総額から見たときには適切な額だと思います。

ホーバー

(記者)

ホボッタという通称は、どなたが決めたのか。

(佐藤知事)

みんなで議論して、大分県の中で決めました。可愛らしく親しみやすい響きがあり、いい愛称になったと思います。

(記者)

通称は国東側と大分側、一緒になるんですか。

(佐藤知事)

同じと考えています。ホボッタ国東やホボッタ西大分など、皆さんに使い分けて呼んでいただくのはいいかなと思いますが、私どもとしては両方を総称してホボッタにしたいと考えています。

(記者)

肉付け予算に関して、ホーバークラフト等に関する追加の予算が乗ってくる可能性は。

(佐藤知事)

いずれにしてもこれからですが、必要なものは当初予算等でも既に対応しているものあります。

(記者)

ヴァージン・オービットの経営破綻等による宇宙港計画の遅れの影響で、ホーバークラフトの整備を一旦中止する予定はあるか。

(佐藤知事)

今のところありません。予定通りに、夏、年末、来年にホーバークラフトが入り、来年の3月ぐらいまでには運航が開始できるという見通しに変更はありません。

(記者)

その時期については、2月などに早まる可能性は。

(若林部長)

テスト等いろいろ安全のための準備もあるので、年度内を目指して進めていきます。

宇宙港

(記者)

宇宙港関連で、知事のお考えは。

(佐藤知事)

ヴァージン・オービットにつきましては、米連邦破産法11条(Chapter 11)の対応になっていると聞いており、それ以上の新しい情報はありません。そして予算の方は、肉付けの中で新たに入ってくることはないと思いますので、今まで進めていることについて、ヴァージン・オービットの状況も見ながら、淡々と進めていきます。また新しい情報が入った場合には、肉付け予算で対応していくこともあるかと思います。

知事公舎

(記者)

今後、佐藤知事は知事公舎をどういう扱いにするか。

(佐藤知事)

今のところ、5月の半ばぐらいに入居しようと思っています。

(記者)

危機管理上の観点から、県庁に近いところに住まわれるのか。

(佐藤知事)

はい。

国際線

(記者)

大分空港の国際線復活に関して、知事からコメントを。

(佐藤知事)

大変ありがたいことだと思います。インチョン国際空港から飛んでくるので、韓国の観光客の方がまた増えると思いますし、また逆に大分から、韓国そして、インチョン国際空港を経由して、外国に行かれる方も便利になると思いますので、非常に歓迎すべきことで、大変よかったと思っています。

(記者)

運休状態が続いているティーウェイ航空との再開の話を進めたりは。

(佐藤知事)

引き続き話はしているとは思いますが、今のところは、ティーウェイ航空が再開する話はいただいていません。

ムスリム墓地

(記者)

ムスリム協会の墓地の進捗状況について、知事の所見は。

(佐藤知事)

日出町と杵築市で、地元住民の方々と相談されて話が進んでいて、大変結構なことだと思います。やはり住民の皆さんのご理解をいただきながら進めていくことが大事と思いますので、そういう努力をされて、話が進んでいることは大変好ましいと考えています。

(記者)

県としての支援の考えは。

(佐藤知事)

今のところそのような考えはありませんが、基礎自治体でよく話をしながら進めていますので、見守りたいと思っています。

(記者)

「結構なこと」とは、イスラム教徒の墓地ができること、住民同士の話し合いが進んでいることのどちらのことか。

(佐藤知事)

両方です。土葬を進めたいイスラム教徒の方々のご要望があり、それを受入れてもいいという地域の方々の理解があり、話し合いが進んでいくのは大変好ましいことと思います。

半導体

(記者)

来週台湾から半導体関連の視察が熊本にきますが、大分も負けてないとどう示されるか。

(佐藤知事)

大分は皆様ご存知のとおり、松岡にソニーとジャパンセミコンダクターの半導体の工場があります。ソニーはスマートフォンのCOMSセンサー、ジャパンセミコンダクターはシステムLSIと、どちらかというと制御する半導体です。一方、TSMCの工場では制御用のロジック半導体の中でも、12~28nm程度の製品を製造する予定となっており、行う仕事が違います。役割分担している半導体の企業・事業所がそれぞれ立地をしていますが、共通の半導体製造装置や半導体製造装置の洗浄をするための化学製品を作る企業等いろんな企業が、立地を進めてきているので、中九州横断道路の整備とあわさって、世界をリードする半導体のベルトになっていくと期待されます。特に日本の企業が大変強く、需要が一番伸びている、システムLSI、COMSセンサーをはじめとする制御する半導体における日本最大の企業、事業所が大分にあることはPRをしたいと思います。

(記者)

半導体のクラスターをより強くするための問題意識は。

(佐藤知事)

半導体はこれからも、産業を引っ張っていく中核であり重要な産業ですので、さらに発展していくための取組を県としても、しっかりやっていくことは大変重要であると思います。

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