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日出町真那井地区における人・農地プランの取組事例
7.日出町真那井地区
(1)取組に当たって課題になっていた点とその解決策
地区内では農業様機械の老朽化、農作業従事者の高齢化、担い手の不足がすすみ、危機意識が高まっていたことから、担い手の核となる法人設立に向け話し合いを重ねていました。区長や法人の役員が中心となって、人・農地プラン、農地集積にかかる地区内の合意形成に取り組んだことから、地域の理解がすすみ、協力を得ることができました。
(2)プランに基づく取組の成果
町内でも有数の水田地帯ですが、法人を設立するまでは土地利用型の認定農業者が不在でした。法人設立を前提として人・農地プランの話合い、機構を通じた農地集積の話合いを同時に進めました。人・農地プランの中心経営体に法人を位置づけたことで、地域農業の担い手としての認識が高まっていきました。平成27年5月に「農事組合法人FA真那井」を設立、現在(平成28年3月)では地区の32%の農地が法人に集積されています。