中津市山国における人・農地プランの取組事例

１．中津市山国

　（1）取組に当たって課題になっていた点とその解決策

　集落で農業の担い手の不足が深刻になっていました。これを解決するために、「農業生産法人やまくに」と地域の農業の担い手（個別経営体）が連携し、新たな担い手となる人材育成環境を構築し、自立した競争力のある農家の育成を図ってきました。

　（2）プランに基づく取組の成果

　中心経営体である「農業生産法人やまくに」は地域の最終受け皿組織として、耕作出来ない農地の維持管理等を行い、農地の多面的な機能の維持に努めています。また、中山間地域直接支払制度等を活用し、地域との共同作業を連携して行うなど、農地の維持保全を主として、耕作放棄地の解消に取り組んでいます。

　農業生産法人と地域の農業の担い手（個別経営体）が連携して、新たな担い手となる人材を育成する環境を整えています。また、自立した農家の育成にも努めており、まず農業生産法人に就農し、経験を積んでから経営独立するという流れを取る事で、競争力のある経営体が育つ環境づくりができました。