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佐伯市黒沢地区における人・農地プランの取組事例
3.佐伯市黒沢地区
(1)取組に当たって課題になっていた点とその解決策
人・農地プランや農地中間管理事業について、担い手候補や農地所有者の中には不信感を持っている人もいました。地元主導による説明会を複数回にわたり行う、地元のリーダーに市推進員や県駐在員が手厚くサポートするといった取り組みにより、担い手候補と農地所有者の合意を得ることができ、農地の集積を図ることが出来ました。
(2)プランに基づく取組の成果
大規模な経営体がいない集落でしたが、近い将来訪れるであろう高齢化や担い手不足の問題の解決を図るために、黒沢区長、多面的機能保全管理組合代表、認定農業者、農業委員等が中心となり取り組むことで、地元主導による農地の集積が行われました。
現在は、担い手グループが組織されており、耕作困難な方が出た場合は、このグループが中心となり農地の調整を行い、農地中間管理機構をとおした農地の集積を図っています。