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BVNGO大友資料館のご紹介

印刷用ページを表示する掲載日:2026年6月1日更新

大友氏の繁栄を映し出す重要文化財の数々

戦国時代の大名「大友宗麟」の下で繁栄した豊後府内(現在の大分市元町・錦町付近)の街は、1586年の豊薩合戦により焼失しました。

平成8年から、旧豊後府内(いわゆる大友氏遺跡)の大規模な発掘調査がはじまり、「戦国時代の人々の生活」が明らかになっていきます。

令和元年7月、国は大友氏遺跡の出土品の内、当時の府内の特色を良く示す1269点を「重要文化財」に指定しました。

大分県立埋蔵文化財センターでは、これらの出土品を展示し、戦国時代の人々の生活を紹介しています。

重要文化財指定書

ここでは、「BVNGO大友資料館」に展示している魅力あふれる展示の一部をご紹介します。

戦国時代の人々の文化・生活を今に伝える

戦国時代の人々の暮らしについて、皆さんはどのように想像されるでしょうか?

ともすれば「生きることで必死な時代」と思われがちですが、出土品からは文化的な生活が営まれていたことが判ります。

その代表例としてご紹介するのが、「賽子(サイコロ)」や「将棋の駒」などの娯楽品です。

将棋の駒

他にも、戦国時代の生活を伝える様々な展示物があります。

是非、ご覧になってください。

「大坂」との関係性を伝える「犬形土製品」の数々

当センターの展示物で人気が高いのは、可愛らしい姿形の「犬形土製品」です。

犬型土製品

この犬形土製品は安産のお守りと言われていますが、その大半は大坂(現在の大阪市)で作られ、民間の交易を背景に府内にもたらされたものと考えられています。

豊後府内では、20個体を超える犬形土製品が出土しており、このことから、当時、大坂との交易が非常に盛んであったことがうかがえます。

国際貿易都市「豊後府内」

大友宗麟は、西洋文化を積極的に取り入れ「南蛮貿易」を推進しました。

出土品には、明(当時の中国)や東南アジアなどからの輸入品が多く見つかっており、当時の交易の奥深さを今に伝えています。

時代に先駆けて貿易で栄えた豊後府内はまさに「国際貿易都市」であったと実感することができます。

南蛮貿易

必見!!「ヴェロニカのメダイ」

大友宗麟は「キリシタン大名」としてたいへん有名です。

発掘調査では「メダイ」も発見され、大きな話題となりました。

「メダイ」とは、ロザリオという祈りを捧げる道具に十字架などとともに付けて使用されたメダル状の金属製品です。

このメダイは、片面にキリストの顔と聖女ヴェロニカの伝説に基づくヴェールが表現されていることから、「ヴェロニカのメダイ」と呼ばれています。

また、メダイのもう片面には幼子キリストを抱く聖母マリアが描かれています。

ヴェロニカのメダイ

当センターでは、この貴重なメダイを間近で見ることが出来ます。

他にもたくさん!!

これまでご紹介した展示物は、BVNGO大友資料館で確認できる資料のほんの一例に過ぎません。

BVNGO大友資料館では、大友氏の時代の息吹を感じる展示物を多数展示しています。

戦国時代を駆け抜けた大名 大友宗麟と、彼のもとで花開いた豊後府内の文化の魅力を是非お楽しみください。

 

展示棟の一部