セハタ遺跡第3次調査発掘調査速報
印刷用ページを表示する掲載日:2026年4月14日更新
セハタ遺跡第3次調査発掘調査速報
事業名
一般国道57号(中九州横断道路)竹田阿蘇道路に係る埋蔵文化財発掘調査
所在地
竹田市君ヶ園
調査期間
令和7年7月9日~令和7年10月17日
調査概要
遺跡は滝水川右岸の自然堤防上に立地します。この地点にはこれまで遺跡の存在は知られていませんでしたが、中九州横断道路(竹田阿蘇道路)建設に伴う試掘調査(令和3・4年度に実施)で、溝や柱穴などの遺構が確認されました。本調査は令和5年度から実施し、3年目に当たる令和7年度は約1,470平方メートルを調査しました。
遺構と遺物
これまでの調査で、弥生時代後期後半から古墳時代前期前半の遺構(竪穴建物・埋甕遺構など)と中世から近世初頭(15世紀後半から17世紀初め)の遺構(掘立柱建物・柱穴・炉跡・土坑など)が確認されました。
土坑からは鉄滓(椀形滓を含む)が多数出土しており、明確な鍛冶炉の遺構は確認されなかったものの、遺跡内に鍛冶関連の施設が存在したと推定されます。
また、掘立柱建物を構成する柱穴の中から、中国産の青花や石臼などが出土しました。
土坑からは鉄滓(椀形滓を含む)が多数出土しており、明確な鍛冶炉の遺構は確認されなかったものの、遺跡内に鍛冶関連の施設が存在したと推定されます。
また、掘立柱建物を構成する柱穴の中から、中国産の青花や石臼などが出土しました。
調査のまとめ
今回の調査結果から、竹田地域では調査例の少ない中世の遺跡が確認され、鉄滓などの存在から、集落内で鍛冶関連の生業が行われていたことが推定できるようになりました。

調査区全景(航空写真)

柱穴内の遺物出土状況(石臼など)

柱穴内の遺物出土状況(青花)