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当グループでは人工種苗を使ったヒジキ養殖技術開発に取り組んでいます。人工種苗を実際に使って養殖を行うための漁場を宇佐市沖の干潟上にノリ養殖漁業者の協力も得て設定しました。
この時期は大潮でも夜間から早朝にかけて大きく潮が引くため、早朝の暗いうちから干潟上に養殖ロープを張るための支柱を建てました。

●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
晩秋、下流域の川底に産み付けられたアユの卵は、2週間から1か月程度でふ化し、すぐに海へ流れ下ります。どのくらいの数のアユの仔魚がふ化したかを調べるために大野川で流下仔魚の調査を実施しています。
ふ化は主に日没後に行われることから、調査は日没後に行います。

●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
花きグループでは、輪ギクの主力品種と組み合わせの可能なスプレーギクの育種に取組んでおり、系統選抜調査を行っています。昨年度75系統から二次選抜した48の大分県育成系統について特長の評価を行い、20系統程度に絞っていきます。
●問合せ先
農業研究部 花きグループ
0977-66-4706
ピーマンの株を掘り上げて、植物体の大きさや根の長さを計測しました。今年度の栽培管理が生育に与えた効果を推察し、翌シーズン以降の高温に対応できる最適な潅水方法の研究に役立てます。

●問合せ先
農業研究部 果菜類チーム
0974-28-2081
12月2日に標記研修会が開催され、生産者など17名が参加しました。病害虫対策チームから、トマトキバガ対策および天敵資材を活用したコナジラミ類防除、果菜類チームから、高温対策に関する研究内容について紹介しました。今後もこのような機会を通じて、研究成果の普及に取り組んでいきます。

●問合せ先
農業研究部 病害虫対策チーム 果菜類チーム
0974-28-2078
家畜人工授精講習会(牛)が令和7年10月29日~12月3日の5週間、畜産研究部で開催されました。一般7名・農大生1名が受講し、当研究部職員等が講師を務めました。長期間の講習会でしたが、受講生は誰一人休むことなく修業試験の合格と免許取得に向け、熱心に講義と実習に励みました。全員試験に合格し、人工授精師として活躍されることを切に願っています。

●問合せ先
畜産研究部 企画指導担当
0974-76-1214
九州・山口の各県と国の研究機関から研究者40名が一同に会し、標記研究会が開催されました。中津市の農業生産法人のハウスで現地検討会を行った後、大分市に移動して室内検討会を行いました。岡山大学の吉田特任教授を講師に招き、「温暖化によるイチゴの開花遅延の実態と対策」と題して、育苗・定植時期の高温対策等について講演がありました。参加者からは現場の課題の紹介もあり、活発な意見交換が行われました。

●問合せ先
農業研究部 果菜類チーム
0974-28-2081
12月7日に、日田の木と暮らしのフェアがパトリア日田で開催されました。この催しは毎年この時期に開催されており、林業研究部も研究成果のPRと木育体験を実施しています。
今年は、研究成果パネルの展示と、筆立ての木工教室(41名参加)の開催、白いスギの穂木の展示等を行いました

●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
県内でアユやエノハなどを養殖している内水面養殖漁業者等を対象に別府市内で講習会を開催しました。
約30名の方が参加され、魚病の発生状況や近年の傾向、トピックなどを聴講し、互いに情報交換を行うなどの機会となりました。
●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
野菜担当普及指導員やJA営農指導員など8名が参加して、技術課題に対応した試験研究の講義と生育調査や収穫調査など営農指導に必要な作業を実習しました。
今後も、研修を通じて研究成果を普及し、営農指導員の育成に協力します。

●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
国東市では、参入企業を中心にたまねぎの産地化を進めています。当部では、栽培の安定化に向け、生育目標を数値化する研究を開始しました。
今後、生育ステージ毎に調査を行い、指標の作成など、可視化に取り組みます。

●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
令和7年11月10~14日の5日間、農家の実情を学ぶ「現場体験研修」で、地域ブランド「サンクイーン」の栽培上重要な「サンテ掛け」作業を経験してきました。日々たくさんのことを学びながら半年が過ぎ少し逞しくなった研究員、今後も一人前の研究員になるべく、研鑽を重ねていきます。
●問合せ先
果樹グループ カボス・中晩柑チーム
0972-82-2837
県南部が産地の「セミノール」は、果皮の赤みが特徴的で人気があり、生産量は全国2位を誇ります。しかし、この赤みを収穫する3月まで退色を防ぐため、農家はサンテという果実袋を1果ずつかける大変な作業をしています。果樹グループでは、その負担を減らすため樹形改造を行い効率化できないかを検証する現地試験をしています。

●問合せ先
果樹グループ カボス・中晩柑チーム
0972-82-2837
11月27日に豊後高田市主催の担い手研修会が開催され、生産者や普及指導員など約20名が参加しました。当チームからは白ネギの各種病害虫対策やドローン防除に関する研究内容について紹介しました。参加者からは、病害虫に対する薬剤感受性検定の結果が参考になることや、対策に苦慮している病害虫の情報について意見がありました。今後も研修会などを通して、病害虫防除の研究成果普及や現地ニーズの把握に努めます。

●問合せ先
農業研究部 病害虫対策チーム
0974-28-2078
大分土壌医の会は、県内の土壌医資格保有者が相互に研鑽や交流を行う場です。
11月27日に竹田市荻町で標記研修会が開催され、生産者を中心に13人が参加しました。今回は露地野菜の圃場で土壌断面調査の研修を行った後、竹田市荻町支所会議室に移動して「露地圃場の土壌管理と土壌の化学性について」と題して、土壌の種類別の物理性改善方法について講演を行いました。今後も、このような機会を通じて、研究成果の現地導入を進めていきます。

●問合せ先
農業研究部 土壌・環境チーム
0974-28-2072
11月28日にJAおおいた本店にて標記会議が開催されました。高温対策をテーマに、当部の研究成果や試験研究への要望などに関する意見交換を行いました。JAおおいた各エリアの営農指導員や全農おおいた職員等43名が参加し、各地域の高温対策の取り組みも報告され、関係機関連携の良い機会となりました。

●問合せ先
農業研究部 企画指導担当
0974-22-0671
福岡県の麦・大豆栽培で普及が進んでいる「部分浅耕一工程播種」に取り組みました。播種前の事前耕起がなく、表層のみを浅く耕起しながら同時に播種を行う技術で、湿害の軽減に加え、播種後の乾燥害対策としても効果があり、安定した出芽が期待できます。
今後は、出芽率や初期生育、収量などの調査を行い、本県の麦作における有効性について検証していく予定です。
●問合せ先
水田農業グループ 企画指導担当または水田農業チーム
0978-37-1160
11月20日から、今年の麦類「原種(農家が使う種子をつくるための元となる種)」の播種作業を開始しました。今年は、小麦「はるみずき」「チクゴイズミ」、大麦「トヨノホシ」の3品種を生産します。
今年度、自動操舵システムを導入しました。これは、GPS(G N S S)の位置情報をもとに農機のハンドルを自動で操作し、まっすぐ均一に播種できる先端技術です。作業ムラが少なくなり、精度の高い播種につながります。
こうした技術と、これまで培ってきた厳密な栽培管理を組み合わせることで、より高品質な「原種」の安定生産に取り組んでいきます。
●問合せ先
水田農業グループ 企画指導担当または水田農業チーム
0978-37-1160
新しい水稲品種を選ぶ際には、収量や品質だけでなく、「おいしさ(食味)」もとても重要です。当グループでは、今年収穫したさまざまな品種のお米を対象に、食味官能試験を実施しています。
試験では、「外観」「香り」「味」「粘り」「硬さ」「総合」の6つの項目について、研究員などの評価者が実際に食べて採点します。これらの結果をもとに、次の時代に普及する可能性のある“おいしいお米”の選定を進めています。
新しい品種を誰よりも早く味わえる楽しさがある一方、公平に評価するための緊張感も大きく、評価者にとっては責任ある試験です。

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水田農業グループ 企画指導担当または水田農業チーム
0978-37-1160
11月21日に沖縄県で開催された日本植物病理学会九州部会において、病害虫対策チームの山崎専門研究員(チームリーダー)が令和7年度地域貢献賞を受賞しました。長年、病害虫防除に関する研究に取り組む中で、「ピーマン軟腐病等の研究成果」が九州地域の農業発展に大きく貢献したことが評価されました。

●問合せ先
農業研究部 病害虫対策チーム
0974-28-2078
県の開発品種である9-46(仮称)は令和6年2月から県内で種駒の販売がはじまり、この秋から生産現場では初めての発生を迎えています。県内各地の生産者のほだ場においても、11月上旬から順調に発生が始まっているとの報告を頂いています。今後は、引き続き発生状況等を調査し、栽培マニュアルを作成するとともに、収穫量の増加に向けた普及指導を行っていくこととしています。

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きのこグループ きのこチーム
0974-22-4236
11月12日に、日田林工2年生1名をインターンシップとして受け入れました。これは、県西部振興局と連携して3日間行われるもので、将来の職業として大分県職員を選択してもらおうという取り組みです。今回は、実際の課題に沿って、苗木の生産実習やコウヨウザンの実大強度試験を体験してもらいました。
今回の研修が、将来の進路として参考になったらと思います。

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林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
アグレッシュおおいたは、農業以外の業種から新規に農業へ参入した新規就農者が農業に関する技術及び経営の研鑽と親睦を図るための団体です。
11月15日に大分市内で標記研修会が開催され、生産者を中心に27人が参加しました。今回は「プロ農家が知っておきたい土壌管理の話」と題して、土づくりや連作障害、排水不良への対策について講演を行いました。今後も、このような機会を通じて、生産者の技術向上に取り組んでいきます

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農業研究部 土壌・環境チーム
0974-28-2072
スプレー咲きの花である「ヤマジノギク」の外観評価は、花のつき方(フォーメーションと呼ばれる)に左右されます。今まで研究員や関係者の主観で行っていたフォーメーションの評価を、画像認識技術を用いて自動評価できる技術を開発しています。客観的で正確な評価が可能になることから、今後、品種育成に活用していきます。

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農業研究部 スマート・バイオチーム
0974-28-2079
県地域農業振興課主催の病害虫専門技術研修が11月6、7日に開催され、普及指導員としての経験2~3年目の職員22名が参加しました。研修は、病害虫対策チームのハウスで農薬散布や病害診断に関する実習を行いました。高温傾向で想定外の病害虫発生が心配される中、病害虫防除の情報共有や技術の向上で安定した農業生産に貢献していきます。

●問合せ先
農業研究部 病害虫対策チーム
0974-28-2078
東部振興局管内で開催された麦類播種前講習会の講師として「令和7年度はるみずき現地実態調査」の結果を説明しました。この調査は、現地の課題を解決するために振興局・水田農業グループが一緒に行ったものです。
調査から、小麦子実タンパク質含有率向上に向けて「雑草対策」と「排水改善」が重要なポイントであることが分かりました。「はるみずき」の課題を解決するため、来年度も継続して調査と情報提供を行ってまいります。

●問合せ先
水田農業グループ 企画指導担当または水田農業チーム
0978-37-1160
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