本文
今年もヒジキが成熟する時期となったので、種苗生産をはじめました。
母藻の成熟状態を見極めながら採卵作業を行います。
受精卵はコンクリートブロックなどに付着させて育てます。
この時期、担当者は大忙しですが、ブロックのうえで成長するヒジキがいずれ海中で大きく育つことを期待して作業を進めています。
●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
6月2日にるるパークで地域農業振興課及び農業改良普及職員協議会主催の標記研修が開催され、普及指導員を中心に106名が参加しました。
当チームから、ピーマン軟腐病の生態と防除について講演を行いました。講演後には、成果に結びつく試験設計についての質問や、猛暑対策と本病対策の両立を目指した交信攪乱剤の普及展示圃への支援要請がありました。引き続き、病害虫防除の情報共有や技術の向上に取り組んでいきます。
●問合せ先
農業研究部 病害虫対策チーム
0974-28-2078
海洋環境の変化に伴い、活発化した藻食性魚類が多数来遊し、これまで以上に海藻を食べるといわれています。
そのため魚に食べられにくくした剣山型の藻場魚礁を東部振興局が日出町の協力を得て試作しましたので、連携して調査を始めました。
当グループから提供したカジメと一緒に海中に沈め、水中カメラも活用して、今後の経過を観察します。
●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
5月27日から28日にかけて、九州地区内の木材関係公設試が一堂に会し、木材加工部会担当者会議を開催しました。
大分県が取り組むスギ大径材の利活用に関する課題をはじめとして、各県が抱える木材加工に関する課題についての情報共有や意見交換などが活発に行われました。
会議後、当研究部の施設見学を行うとともに、今後も連携促進に努めることとしました。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
当部では抵抗性クロマツの採穂園と採種園を整備し管理しており、先日採穂園の剪定を行いました。クロマツは、主に海岸防災林造成のため植栽されています。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
当部では今年度から「スギ苗木生産における通年作業の確保に関する研究」として、夏場にも苗木生産作業を行うことで、苗木生産自給率を向上するための取り組みを進めています。
春先に採穂した穂木を冷蔵保存し、さし付け等苗木生産を可能とする期間を夏場にまで延長するため、新たに保管用冷蔵庫を導入しました。
この成果は随時、苗木生産業者等へ普及する予定です。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
田んぼでの環境負荷を減らすため、プラスチックを使わない「ペースト状の肥料」を使った新しい栽培方法の試験を始めました。
5月28日には、宇佐市内の農家さんの協力のもと、試験田で田植え作業を行いました。
これからは、水稲の収穫量、品質を調べ、これまでの肥料と比べてどのような違いがあるかを確認していきます。持続可能な農業を目指して、引き続き取り組んでいきます。
●問合せ先
水田農業グループ 企画指導担当または水田農業チーム
0978-37-1160
今年度新たに野菜の普及担当となった県職員とJA職員の12名を対象に、野菜1年目専門技術研修を実施しました。葉根菜類・茶業チームの圃場で、白ねぎの定植、かんしょの採苗・定植を行いました。作業中は小雨の降るあいにくの天気でしたが、実践的な技術を習得することができました。
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
来年以降の麦栽培に使われる、大切な「元の種(原種)」の収穫が始まりました。
今年は、裸麦「ハルアカネ」、小麦「はるみずき」と「チクゴイズミ」の3品種を栽培しており、今回はそのうち「ハルアカネ」の収穫を行いました。
この「原種」は、農家の皆さんが麦栽培に使う種子の“もと”となる、重要な種子です。今後も他の品種の収穫を順次進め、農家の方々に安定して優良な種子を届けられるよう努めていきます。
●問合せ先
水田農業グループ 企画指導担当または水田農業チーム
0978-37-1160
寒天などの原料となるオゴノリの養殖実用化に向けて、今年もオゴノリが成熟するこの時期に宇佐市地先の干潟に採苗用のノリ網を設置しました。
成熟したオゴノリから放出された胞子がノリ網に付着するのを待ちます。昨年よりさらに沖合にも設置し、採苗に適した場所などを探る予定です。
●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
転炉スラグは長期間の土壌Ph改良効果があり、キャベツなどのアブラナ科野菜で収穫量が増えることが確認されています。本試験では転炉スラグを施用した圃場で、輪作に使用可能な品目について検討しています。5月23日に農業研究部内圃場にてかんしょの定植を実施しました。今後、収量・品質や立ち枯れ症状の発生に注目していきます。
※転炉スラグとは、製鉄所の製鋼工程で生成する副産物。
●問合せ先
農業研究部 土壌・環境チーム
0974-28-2072
今年度も毎月2~3回、本県瀬戸内海域において赤潮や貝毒の原因となる植物プランクトンの出現状況をモニタリングしています(赤潮16定点、うち5定点で貝毒調査も実施)。
併せて水温や塩分、溶存酸素量などの環境項目も調査しており、これらの調査結果はホームページ等を通じて公表しています。
●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
化学肥料の使用量を削減するために、堆肥を活用した白ねぎの栽培試験に取り組みます。5月15日に農業研究部の試験圃場(豊後大野市、標高151m)で定植を行いました。本試験では、堆肥の成分を分析し、供給される肥料成分を推測したうえで、施用する堆肥相当分の化学肥料を減らしました(75%減肥、56%減肥の2試験区)。今後は生育状況を調査し、堆肥活用の可能性を検証していきます。
●問合せ先
農業研究部 土壌・環境チーム
0974-28-2072
水田で水を溜めると土中の酸素が不足し、その影響でメタンガスが発生します。水田からのメタン排出量は、排出量全体の約1割を占めるといわれています。鉄分を含む転炉スラグは、鉄分が酸化剤として働くため、メタンガスの発生が抑制されると考えられています。メタン排出抑制効果を調査するため、5月14日に豊後大野市の現地圃場で転炉スラグの施用を行いました。今後、当圃場から発生するメタンの量を調査し、その効果を明らかにしていきます。
※転炉スラグとは、製鉄所の製鋼工程で生成する副産物。
●問合せ先
農業研究部 土壌・環境チーム
0974-28-2072
県内NPO法人より県産茶試験研究の視察申し込みがあり、一番茶の生育状況や製茶工場の見学、研究内容について紹介しました。広い茶畑で動く茶摘み機や新芽の伸びた姿、大型の製茶機械等の見学により、試験研究への理解促進や県産茶消費拡大を期待しています。
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
大分県立久住高原農業高等学校は、R7年1月に開催された第8回和牛甲子園に初めて出場しました。和牛甲子園は全国の高校生が和牛飼育の取組みを発表し枝肉成績を競う大会です。現在、第9回への出場に向け当研究部を含めた関係機関で飼養管理技術支援をしており、今回は振興局等と共に肥育の基礎知識に関する指導を行いました。今後も大会出場に向けて支援を行っていきます。
●問合せ先
畜産研究部 企画指導担当
0974-76-1214
当研究部では、アユの資源状況を把握するため、番匠川を遡上するアユの調査を毎年継続的に行っており、遡上時期や個体のサイズなどを記録しています。
5月9日の調査では、今年度新たに採用された研究員も参加し、投網技術や調査手法の指導を行いました。こうした技術の継承を図るとともに、今後も継続して調査を進めてまいります。今年度の調査は5月末まで行う予定です。
●問合せ先
水産研究部 企画指導担当
0972-32-2155
【R7バックナンバー移行済み情報】 令和7年6月3日時点・21件