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県内NPO法人より県産茶試験研究の視察申し込みがあり、一番茶の生育状況や製茶工場の見学、研究内容について紹介しました。広い茶畑で動く茶摘み機や新芽の伸びた姿、大型の製茶機械等の見学により、試験研究への理解促進や県産茶消費拡大を期待しています。
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
大分県立久住高原農業高等学校は、R7年1月に開催された第8回和牛甲子園に初めて出場しました。和牛甲子園は全国の高校生が和牛飼育の取組みを発表し枝肉成績を競う大会です。現在、第9回への出場に向け当研究部を含めた関係機関で飼養管理技術支援をしており、今回は振興局等と共に肥育の基礎知識に関する指導を行いました。今後も大会出場に向けて支援を行っていきます。
●問合せ先
畜産研究部 企画指導担当
0974-76-1214
当研究部では、アユの資源状況を把握するため、番匠川を遡上するアユの調査を毎年継続的に行っており、遡上時期や個体のサイズなどを記録しています。
5月9日の調査では、今年度新たに採用された研究員も参加し、投網技術や調査手法の指導を行いました。こうした技術の継承を図るとともに、今後も継続して調査を進めてまいります。今年度の調査は5月末まで行う予定です。
●問合せ先
水産研究部 企画指導担当
0972-32-2155
転炉スラグの長期的なPh維持効果を活かすことで、多年性作物であるニラの収量および品質の向上に効果が認められるかを検討しています。本試験では通常栽培区と転炉スラグ施用区における収量や生育状況を評価しており、4月30日に今年度1回目の収穫調査を実施しました。今後も調査を継続し、ニラの長期栽培と転炉スラグの適合性を明らかにしていきます。
※転炉スラグとは、製鉄所の製鋼工程で生成する副産物。
●問合せ先
農業研究部 土壌・環境チーム
0974-28-2072
もちとうきびは子実に鉄分を多く含む栄養価の高い穀物として注目されています。本調査では約20%の鉄を含む転炉スラグを施用することで、子実中の鉄分を増加させることができないか検討しています。4月25日に播種を行い順調に発芽しました。今後、生育状況や収穫物の栄養成分を分析し、転炉スラグ施用の効果を明らかにしていきます。
※転炉スラグとは、製鉄所の製鋼工程で生成する副産物。
●問合せ先
農業研究部 土壌・環境チーム
0974-28-2072
4月17日に豊後大野市大野公民館で標記講習会が開催され、生産者やJA、県職員など約40名が参加しました。病害虫対策チームよりアザミウマへの赤色防虫ネットの効果やピーマン斑点病への肥培管理試験について紹介しました。生産者からは、マニュアル化への要望もありました。今後も研修会等を通して情報共有や技術の向上に取り組んでいきます。
●問合せ先
農業研究部 病害虫対策チーム
0974-28-2078
農業研究部の茶園(豊後大野市、標高約160m)で、5月1日から茶摘み、製茶を開始しました(昨年より1日遅れ)。今年は、3月以降がやや低温傾向であったため、比較的ゆっくりとした生育です。これから5月中旬にかけて茶摘みを行い、並行して茶葉の収量、品質分析などの調査を進めます。
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
県内で高糖度かんしょの産地拡大が進む一方で、定植適期(5月)の短期間に苗を確保することが課題となっています。そこで、炭酸ガスを育苗ハウスのトンネル内に施用し、苗の光合成を活発にすることで、生育を促進することができないか調査しています。
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
スギの高齢級・大径化が進み、今後の利活用が問題となっています。そこで、当部では令和6年度から、このスギ大径材の2×4材等への利活用に向け、曲げ強度や引張強度当の試験を行い、いつでも木造建築へ使用できるよう、データの集積を進めています。
現在は、今秋に国の試験研究機関において実施する引張試験用の試験体を準備しているところです。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
当県では令和3年度に「コウヨウザン」が造林補助対象樹種となりましたが、造林が進んでいないのが現状です。
今回、コウヨウザンが建築用材として使用できることを確認すべく、佐伯市直川の国有林で伐採された丸太を製材し、実大サイズの製材品で強度試験を行うこととしました。
現在、本来の担当である森林チームと強度試験を担当する木材チームが連携して製材作業にあたっています。
コウヨウザンの製材
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
4月30日、豊後大野市三重町にある県立農業大学校(農大)農学部 水田・露地野菜クラスの1・2年生18名を受け入れ、研修を実施しました。
はじめに当グループの業務内容を紹介した後、農業機械の説明や麦の圃場観察を行い、麦の穂を使った品種当てクイズも実施しました。
また、農大出身の職員が農機の案内を担当し、自身の体験を交えて農業のやりがいについて語りました。
学生たちにとっては、現場を知り、今後の進路を考える貴重な機会となったようです。
●問合せ先
水田農業グループ 企画指導担当または水田農業チーム
0978-37-1160
当グループでは、水稲・麦(小麦・大麦)・大豆の新品種を選ぶための試験を実施しています。その一環で、4月22日に大麦の有望な品種について、実需者や国の試験場と検討会を行いました。認識を共有し今後の品種選定に向けた有意義な機会となりました。今後も地域に適した優良品種の選定と安定生産を目指していきます。
●問合せ先
水田農業グループ 企画指導担当または水田農業チーム
0978-37-1160
佐伯市のスイートピー生産者が、花きグループで育種中の新品種の視察に訪れ、種採りをしているハウスで、花の色や形、輪数を見ながら、研究員の説明を受けました。有望な品種については、今年度、現地で試作を行う予定です。
●問合せ先
農業研究部 花きグループ
0977-66-4706
大野川では海から天然アユが盛んに遡上しています。どのくらいの数のアユが遡上しているかは、とても気になるところですが、それを知るのはなかなか大変です。そこで捕まえたアユに標識をつけて放流し、標識アユが再び捕れれば、ある程度の推測ができるため、漁業者の協力を得て標識放流を試みました。今後の再捕が期待されます。
●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
令和7年度就農準備研修開講式が行われました。今年度は2名が受講し、4月~3月までの11カ月間、畜産研究部及び農業大学校で畜産の知識や技術を学ぶとともに、家畜人工授精師等の免許取得を行います。
就農を目指して頑張りますので応援をお願いします。
●問合せ先
畜産研究部 企画指導担当
0974-76-1214
麦類が出穂期~穂揃い期となり、開花期を迎えようとしています。天候が不安定ではありますが、これからの作業として2回の赤カビ病防除を徹底しましょう。
【散布時期の目安】
1回目:開花期(大麦の場合は葯殻抽出期)
2回目:1回目の散布の一週間後
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水田農業グループ 企画指導担当または水田農業チーム
0978-37-1160
寒天の原料となるオゴノリ類の養殖技術を確立するため、昨年6月に宇佐地先の干潟に網を設置し、天然採苗を試みました。その後、約10か月が経過しましたが、一部の網ではオゴノリの繁茂がみられました。まだ解明すべき課題は多いものの、可能性を秘めていることが分かりました。試験に協力いただいている藻類養殖漁業者も興味深そうに見ていました。
●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
水温や塩分などの海洋環境のデータは、長期間の変化の様子を把握したり、水産資源の動向などを検討するうえでも重要です。当グループでは毎月、船舶を使用して調査を行っており、調査結果はパソコンを使って天気図のように分かりやすく図示して公表していますので、よろしければご覧になってください。
●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
高糖度かんしょ「べにはるか」を早期(4月上・中旬)に定植すると、"条溝"と呼ばれる縦方向の溝が発生し、外観が良くないことが課題となっています。そこで、本試験では、"条溝"の発生原因及び抑制する技術(対策:優良苗、マルチやトンネル被覆など栽培技術改善)について検討します。
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
一番茶の摘採時期を判断するうえで、「萌芽期」を把握することは重要です。一方で、萌芽期の判断には個人差があること、茶園の面積が広大なことから、各圃場の萌芽期の把握には多大な労力を要します。当チームでは、スマートフォンで撮影した茶の樹冠面の画像から新芽を検出し、萌芽・未萌芽の判定を行うAIを作成しました。これにより、画像から一定の基準で萌芽期を判断するため、茶の品質・収量の安定化につながります。
●問合せ先
農業研究部 スマートバイオチーム
0974-28-2079
茶の収穫適期の指標となる萌芽の調査をしています。農業研究部の標準的な茶園(豊後大野市、標高約160m:品種「やぶきた」)では、昨年よりも6日遅い4月11日に萌芽しました。気温の長期予報や平年値から推測すると、摘採日は昨年より3日遅い5月7日となりそうです。
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農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
近年、海外情勢により化学肥料の価格が高騰していることから、昨年度に引き続き、肥料コスト削減を目的とした試験に取り組みます。4月9日に農業研究部の試験圃場(豊後大野市、標高151m)で白ねぎ品種「夏の宝山」の定植を行いました。今後、肥料の違いによる白ネギの生育や収量に及ぼす影響について明らかにする予定です。
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農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
当研究部では、アユの資源状況を把握するため、番匠川を遡上するアユの調査を毎年継続的に行っており、遡上時期や個体のサイズなどを記録しています。
今年の調査は2月14日から開始し、早速初日に遡上を確認しました。また、3月6日には108.52mmの大型個体が観察されました。
●問合せ先
水産研究部 企画指導担当
0972-32-2155
今や国民病と呼ばれる「花粉症」。林業研究部では、その中でもスギの花粉症対策の研究を進めています。
スギの中で無花粉遺伝子を持つ品種を選び出し、その花粉を成長の良い品種などに受粉させることで、新たに花粉がほとんど出ない上に、成長の良いスギの選抜を行っています。
現在、県では成長が良く花粉が少ないとされるスギ8品種を造林推奨品種として選定し、今後の森林づくりに取り組んでいます。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
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