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にんにくによる中山間地域農業の振興について(令和2年7月回答)

印刷ページの表示 ページ番号:0002108745 更新日:2020年8月18日更新

ご提言の内容

 中山間地域で狭い農地が多い日田市の特に旧郡部では、農家の高齢化で耕作放棄地が増加しています。このような状況下、県の長期総合計画の西部地域の部分に、にんにくの規模拡大と産地化が主な取組として記載されており、中山間地域の高齢農家でも取り組みやすい作物だと思いました。今後、県はどのように取り組んでいくのか知りたいです。

回答

 本県におけるにんにく生産は、最盛期の平成24年には全国5位の49haの作付けがありましたが、その後は減少傾向でした。しかしながら近年は、健康志向の高まりから国産にんにくの需要が増加しており、特に大分県産は、全国生産量の約7割を占める青森県産と収穫期が異なるため、市場ニーズが高まっています。
 このため、最近では県内各地で作付けが拡大しており、日田市では作付面積が2haを超える生産者も生まれています。
 県では農業者の所得向上に向けて、消費量が年々減少している米から高収益な園芸品目への生産転換を図る「水田の畑地化」に取り組んでおり、転換品目の1つとして、にんにくの生産拡大を推進しています。
 具体的な支援策としては、機械導入に対する補助率を嵩上げするとともに、安定生産に必要な農地の排水対策への支援を行っています。また、大規模に生産する担い手へは、導入支援として1年目に限り種苗代や肥料代等の助成を行うとともに、経営リスクを軽減するため、気象災害や病害虫発生による売上げ減少時には、次期作の作付け費用を助成します。さらに、技術指導の面でもにんにくを担当する広域普及指導員を配置し、生産者の技術力向上を図っています。
 こうした施策を積極的に展開していくことにより、中山間地域の農地も含め、構造改革を進めることで儲かる農業の実現を目指していきます。

この回答に関する問い合わせ先

農林水産部園芸振興課

Tel:097-506-3576


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