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自然エネルギーが豊富な大分県では、国や世界に先駆けて循環型自然エネルギー自給環境を早期に実現し、自らがリーダーとなり時代を切り開く、現在はその時だと思います。
本県は、日本一の発電規模や源泉数・湧出量を誇る「地熱・温泉熱」、九州一のポテンシャルを持つ農業用水路を活用した「小水力」、さらには豊富な森林資源を活かした「バイオマス」といった多様かつ豊富なエネルギー資源に恵まれており、これらの資源を活用したエコエネルギーの導入を積極的に進めてきました。
令和2年3月に行った「大分県新エネルギービジョン」の中間見直しでは、単にエコエネルギーの導入量を増やすだけでなく、太陽光発電の発電量がピークになる時間帯への電力需要のシフトやエコエネルギーを使って地域活性化につなげる等付加価値の高い利用の促進、及びコンビナートから発生する副生水素の利活用等本県の特性を活かした水素サプライチェーンの構築を目指していくこととしています。
直近では、菅首相が所信表明演説の中で「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」と発言するなど、脱炭素化に向けた国内の動きが加速してきています。本県としても、自然環境・景観との調和や地域との共存・共栄を前提としつつ、これまでの知見を生かしてさらにエコエネルギーの導入拡大を図っていく考えです。
商工観光労働部新産業振興室
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