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海岸線の防砂、防潮林の造林について(令和4年5月回答)

印刷ページの表示 ページ番号:0002182105 更新日:2022年6月28日更新

ご提言の内容

 かつて昭和40年代前半まで見られた国東半島の海岸線の松林が枯れ、一部を残して見られなくなりました。国東森林組合は、かつての姿を取り戻そうと植林につとめていますが、一方では育った松が枯れていくのも目にします。
 近隣農家では、海から吹き上げる潮風により、穂孕み時期の稲が被害を受ける事態が続いています。環境や景観保全の観点から、そして潮風被害から農作物を守るためにも、海岸線の造林および育成、管理をしてもらえないでしょうか。

回答

 森林の持つ公益的機能のひとつとして、飛砂や風害・潮害の防備が挙げられます。県ではこのような機能を持つ森林を必要に応じて保安林に指定し、施業を制限することで保全を図っています。
 また、松くい虫が運ぶ線虫類の被害によって、これらの保安林が著しく悪化するおそれのある場合は、植栽工事を行う場合もあります。
 併せて、強風、高潮、風浪等により機能が失われた松林などで、土砂の流出等により後背地に被害をおよぼすおそれがあり、公共性が高く、生活の安定上放置できないと判断される箇所については、海岸防災林や防風林を造成し、その後の下刈などの保育施業を行うことも出来ます。
 いずれの場合も、被害を受けた保安林の状況や公共性の高さ、住民の生活の安定といった観点から、工事が必要か否かの判断をしています。
 個別の箇所における対応につきましては、所管する東部振興局が直接お聴きした上で説明させていただきたいと考えておりますので、具体的な場所をご教示ください。

この回答に関する問い合わせ先

農林水産部 森林保全課

Tel:097-506-3867


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