ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ご提言の紹介 > 廃船の再利用について(令和4年9月回答)

本文

廃船の再利用について(令和4年9月回答)

印刷ページの表示 ページ番号:0002190182 更新日:2022年10月17日更新

ご提言の内容

 現在、プレジャーボートや漁船の廃船が問題になっています。河川などに違法係留のまま放置された船が海洋汚染につながっています。現在は、木材やプラスチックなど様々なものが再利用出来るようになっています。廃船を資源として再利用できないでしょうか。

回答

 プレジャーボートや漁船の多くはFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を材料として使用していますが、その材質が高強度で適正な処理が困難なことから処理費用が高く、不法投棄の要因の一つとなっていました。このような状況を踏まえ、国や船舶の製造事業者の団体である一般社団法人 日本マリン事業協会等が中心となって、平成17年11月に廃FRP船を適切に処理し、セメントの原料や燃料として再資源化する「FRP船リサイクルシステム」を立ち上げ、FRPを材料としている小型船舶のリサイクルが全国的にスタートしています。
 具体的な相談や受付・申込みについては、県内に3箇所ある登録販売店が行う他、FRP船リサイクルセンター(一般社団法人 日本マリン事業協会内)でも相談対応を行っており、県庁ホームページにおいて周知を図っているところです。
 また、小型船舶等の購入に際しては、廃棄に当たって適切な処理の責任が所有者には伴うことについて、不法投棄防止や3R(スリーアール)(リデュース・リユース・リサイクル)の取組の普及啓発等を通じて購入者の理解を進めていきたいと考えています。
 今後も、関係機関等と連携を図りながら、FRP船リサイクルシステムにより廃船の放置が発生しないよう取り組んでいきます。

この回答に関する問い合わせ

生活環境部 循環社会推進課

Tel:097-506-3126


ご提言の紹介