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山国川について(令和4年9月回答)

印刷ページの表示 ページ番号:0002190188 更新日:2022年10月17日更新

ご提言の内容

 最近、山国川において川魚(ハヤ、ウナギ等)の漁獲量が非常に少なくなっています。原因は、付近での護岸工事によりセメントや土砂が大量に流入した影響が考えられますが、カワウによる獣害となっていることも大きな要因です。漁獲量の増加対策とカワウの駆除をお願いできないでしょうか。

回答

 現在、県では山国川の資源量の調査は行っていませんが、カワウによる食害は、内水面漁業に深刻な影響を与えるものと認識しています。
 そこで、カワウの生息状況等の調査を行うとともに、内水面漁協が行うカワウの食害防除対策への支援をしています。
 これまでの調査によると、県内には山国川水系の耶馬溪ダムを含め、5カ所の集団営巣地(コロニー)が確認されています。また、県内の生息数は、繁殖期の春~夏には数百羽ですが、秋~冬には県外から飛来する個体を合わせて、数千羽まで増加する季節変化を示すことが分かりました。平成27年4~6月の推定生息数は約800羽でしたが、内水面漁協による捕獲等により、令和3年の4~6月には220羽まで減少しています。
 一方、内水面漁協による食害防除対策では、防鳥テープやテグス張り等による追払い、銃器による捕獲等が実施されています。令和3年度には、県全体で有害鳥獣捕獲と狩猟による捕獲を合わせ、643尾のカワウが捕獲されました。
 今後も、県内のカワウ生息状況調査や内水面漁協が行う食害防止対策への支援を継続し、カワウ被害の低減に努めます。
 カワウ対策に加え、県は内水面漁協によるアユ、ウナギ、エノハの増殖(稚魚放流や産卵場造成等)への支援も行っており、川魚の積極的な増加策も継続して推進します。

この回答に関する問い合わせ

農林水産部 水産振興課

Tel:097-506-3955


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