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酪農家を守る動きについて(令和5年3月回答)

印刷ページの表示 ページ番号:0040080034 更新日:2023年4月24日更新

ご提言の内容

 日本の酪農家はほとんどが赤字で、牛乳を大量に廃棄しているとニュースで知りました。大分県として酪農家を守るためにどのような対応をしていますか。また消費者個人単位でできることは何かありますか。

回答

 大分県内では、約80戸が酪農を経営し、年間約72千トンの生乳生産、うち58千トンを県内に供給し、県産牛乳・乳製品の安定供給や地域農業を支える重要な役割を果たしています。
  そうした中、近年では酪農家が乳牛に給与する輸入飼料が円安等によって高騰するとともに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、臨時休校に伴う給食用牛乳の消費減、訪日外国人の激減等の影響を受け、牛乳・乳製品の需要が大きく落ち込み、酪農情勢はかつてないほど厳しい状況です。
 このため、飼料価格の高騰に応じて差額を補填する、配合飼料価格安定制度の生産者積立金の負担軽減や、輸入牧草の使用量を低減するため自給飼料生産に向けた収穫機械等の導入支援をしています。さらに、輸入牧草から国産牧草への転換に取り組む酪農家に対して、価格高騰分の一部を助成し、農家経営を支援しています。
 また、牛乳の消費拡大対策としては、イベントでの牛乳無料配布や消費拡大キャンペーンの開催、小中学校の保護者向けPRチラシの配布等、家庭での消費喚起に係る取組を行っている生産者団体や乳業メーカーに対して支援をしています。
 県民の皆さんには、県内の酪農情勢についてご理解いただき、牛乳・乳製品を購入される際には、年間を通じて県産品を率先して購入していただくことが、県内の酪農家の方々への応援になりますのでよろしくお願いします。

この回答に関する問い合わせ

農林水産部畜産技術室

Tel:097-506-3684


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