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小麦生産の切り替えについて(令和5年8月回答)

印刷ページの表示 ページ番号:0040080119 更新日:2023年9月20日更新

ご提言の内容

 県内では、高齢者が次々と農業から退くことで、田んぼが雑草に覆われているような現状となっています。大分県は小麦生産について複数の取組みをされていますが、実際に、その取組みが将来の農家の利益につながっているかどうか、検証いただけないでしょうか。また、小麦は消費量も多いため、輸入に頼るのではなく、余った用地を利用して生産していく必要があるのではないでしょうか。

回答

 麦類の生産は、農地の排水条件によって適否があり、また、収穫期が梅雨に当たる(収穫は乾燥状態で行う必要がある)ことから、急激な生産拡大は難しい作物といえます。しかしながら、近年は醤油加工業者や酒造メーカーなどの実需者からのニーズが強いこともあり、水田の裏作として年々栽培面積は拡大し、令和4年産では県内全域で5,680ha(水田耕作面積の14.6%)が作付けされています。
 麦類は、農地利用の面からも大変重要な品目であるため、県では生産振興計画を策定し、利用者から求められる品種の選定、規模拡大のための農地の集積に加えて、融資制度の充実と活用のための経営指導や、生産に必要となる農業機械等への補助事業の活用推進などの取組を進めています。
 さらに、生産者の経営がしっかりと確立できるよう、農協等と連携しながら、効率的な生産体系の構築や目標とする収益の確保等、生産面・経営面での支援に取り組んでいます。
 こうした取組を通じて、生産者の所得確保と、実需者ニーズにマッチした麦類の生産振興を進めていきます。

この回答に関する問い合わせ

農林水産部 水田畑地化・集落営農課

Tel:097-506-3596


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