ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ご提言の紹介 > 家畜伝染病「豚熱」について(令和5年10月回答)

本文

家畜伝染病「豚熱」について(令和5年10月回答)

印刷ページの表示 ページ番号:0040080158 更新日:2023年11月21日更新

ご提言の内容

 佐賀県の養豚場で8月、家畜伝染病「豚熱」が発生しました。「豚熱」は野生のイノシシからの感染もあると言われています。県では今後、どのように対策していくのでしょうか。
 また、畜産農家を対象としたワクチン接種をどのように実施していくのかについても教えてください。

回答

 令和5年8月末に佐賀県で、特定家畜伝染病の一種である「豚熱」が発生しました。
 発生後、大分県を含む九州7県が、農林水産省から豚熱ワクチン接種推奨地域に指定され、本県もワクチンによる豚熱の予防に取り組むこととし、9月12日、県内の豚やイノシシの飼養者に対し、豚熱ワクチンの接種を命じ、9月19日からワクチン接種を開始しました。
 豚熱ワクチンは県が調達し、初回接種は県内45の養豚場で飼養される約15万頭の豚を対象に、県が開催する研修を受講した農場関係者が中心となって接種し、9月中に接種を完了しました。ワクチン接種にかかる手数料は、速やかに全頭接種を終える必要があることから、初回に限り全て免除し、10月以降の随時接種からは飼養者から手数料を徴収し実施します。また、ペット等として26施設で飼養される豚やイノシシ約90頭についても、家畜保健衛生所の職員が順次、接種します。
 野生イノシシは、令和4年3月に山口県で豚熱に感染した個体が確認されましたが、現時点で九州では、感染個体は確認されていません。
 これまで、県では猟友会の協力を得ながら、野生イノシシにおける豚熱感染状況を調査し、陰性を確認してきました。
 野生イノシシの感染は、養豚場での豚熱発生に大きく関与することから、今後は検体数を増やし、調査を強化していきます。すでに本州や四国では、農林水産省の方針に基づき、野生イノシシでの感染拡大を防止するため、経口ワクチンの散布が行われています。今後九州エリアに対して同様の方針が示された場合には、本県においてもこの決定に従い、野生イノシシに対する経口ワクチンの散布を行っていきます。

この回答に関する問い合わせ

農林水産部 畜産振興課

TEL:097-506-3678


ご提言の紹介