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イスラム教徒のための公共施設での礼拝所設置について(平成31年4月回答)

印刷ページの表示 ページ番号:0012025629 更新日:2019年5月22日更新

ご提言の内容

 世界的にも人口の多いイスラム教徒の方々は、1日5回の礼拝が義務づけられています。
 そのようなイスラム教徒の観光客や留学生が大分県で安心して過ごせるように、県の公共施設に礼拝所を設置してはいかがでしょうか。
 大分県は、歴史的にも南蛮文化を受け入れていた土壌があります。これからますます世界に目を向けた、開かれた先進県大分を目指してはいかがでしょうか。

回答

 2017年に大分県に宿泊した訪日外国人観光客数は約104万6千人で、そのうちイスラム教徒の多いマレーシア、インドネシアからは約6,000人となっています。将来、東南アジアからの訪日外国人観光客の増加が予測され、イスラム教徒の観光客も増えるものと考えます。
 また、大分県内には3,500人を超える留学生がいますが、そのうちイスラム教徒の多いインドネシア、バングラデシュ、インド、マレーシアからの留学生は約600人で、それらの留学生がもっとも多く在籍する立命館アジア太平洋大学では、大学内に礼拝所を設けています。
 別府市内にはイスラム教徒のコミュニティーが礼拝所を設置しており、誰でも利用できるようになっています。公共施設においては、日本国憲法で「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」とされているため、特定の宗教のための施設を設置することができません。 県としては、イスラム教徒の観光客数の動向や観光業界、大学関係者等の意見を参考にしながら、礼拝できる場所やハラル料理を提供する飲食店の紹介など、イスラム教徒の観光客や留学生が安心して来県できる環境づくりに引続き努めます。

この回答に関する問い合わせ先

企画振興部国際政策課


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