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高齢者肺炎球菌の定期接種を受けた際に、医療機関の方から5年後には補助がないという話を聞きました。肺炎にかからないためにも予防接種を5年おきに受けることができるような制度を作っていただくようお願いします。
平成26年10月の予防接種法施行令の改正により、高齢者の肺炎球菌感染症の定期予防接種制度が創設されました。
この制度は、肺炎球菌予防接種を希望する65歳の方が対象で、平成30年度までは、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳を迎えるいずれかの年齢において1回受けることが可能とされていました。しかし、接種率が低かったこと等から、平成31年度から35年度においても、これまでと同様の年齢で接種が可能となりました。
このように接種対象者の年齢が5歳刻みで設定されているのは、できるだけ多くの人に接種をしてもらうためであり、5年ごとの接種が必要というわけではありません。
2回目の接種については、国の専門委員会等で検討しているところですが、有効性等についての根拠が十分ではないため、現時点では、2回目の定期接種は行わないとの結論に至っています。
2回目の接種の有効性や安全性に関する検討状況など、今後の国の動向を注視していきたいと考えます。
福祉保健部健康づくり支援課