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宇佐市の四日市高校の統廃合により、市内の普通科高校は中心部から離れた宇佐高校だけになり、バス通学は経済的負担が伴い、自転車通学は遠過ぎる等の理由で同校への進学を断念する話を聞きます。
そこで、市中心部にある宇佐産業科学高校に大学進学を目指す生徒向けに、私立高校の「特進クラス」のような「普通課程クラス」を新設できないでしょうか。
平成18年度からの高校再編整備では、県全体の適正な学校配置を勘案しながら、各通学区域内に、普通科高校と専門高校等、選択可能な学校を複数配置するとともに、様々な生徒の学習ニーズに対応するため、総合選択制高校等の新しいタイプの学校を設置いたしました。
平成20年度に総合選択制高校として新たなスタートを切った宇佐産業科学高校は、4つの学科を持つ専門高校として、地域に密着し、地域を担う専門的職業人材の育成に力を入れています。進学を目指す生徒は多くないものの、個々に応じたきめ細かなサポートにより、過去5年間では鹿児島大学をはじめ、延べ77名が大学等に進学しています。
このように、近年は普通科高校に限らず、専門高校からの進学者も増え、大学等への進学率は平成20年の21%から平成30年は25%へと上昇するなど、進路選択の幅が広がっています。
社会情勢が急激に変化する中、子どもたちが持続可能な社会の創り手として、予測不可能な社会を自立的に生き抜いていくためには、普通科だけでなく、生徒の多様な能力や社会のニーズに柔軟に対応した専門学科の充実が求められています。
また、今後は少子化の進展により、中学校卒業者数の一層の減少が見込まれ、地域の高校においては定員確保が一段と厳しくなることから、地域内において、同じ学科を複数校に設置することは極めて困難な状況です。
引き続き、普通科高校・専門高校の別なく、生徒の自己実現に向けたきめ細かな指導を充実するとともに、生徒が行きたい学校、生徒に選ばれる学校となるよう、各高校の魅力アップと特色化に取り組んでまいります。
教育庁高校教育課