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昨年3月に無人化された牧駅にはエレベーターがないため、身体障がい者やお年寄り、妊婦さん、小さい子どもを持つお母さんが、ホームへ上がる急な階段を利用するのはとても大変と思いますので、エレベーターを設置してほしいです。
誰もが利用しやすい移動環境を整備するため、国が示した「高齢者、障害者等の異動等円滑化の促進に関する基本方針」では、平成32年度末までに、1日の平均利用者数が3000人以上の全ての駅のバリアフリー化を目標としており、3000人未満の駅についても、地域の実情を踏まえて、可能な限りバリアフリー化を実施することとしています。
この方針に基づき、本県でも事業者であるJR九州と連携して鉄道駅のバリアフリー化に取り組んでおり、現在は、1日の平均利用者数が3000人以上である高城駅、大在駅、別府大学駅の整備を進めています。また、その他の駅のバリアフリー化についても、市町村や九州各県と連携し、JR九州へ定期的に要望を行っているところです。
ご提案の牧駅については、いわゆるスマート・サポート・ステーションの導入により駅員が不在となったことで、利便性や安全性に大きな影響がないよう、JR九州に対して円滑な運用や設備の改善等を求めていますが、1日の平均利用者数が3000人に達していないことから、現在のところバリアフリー化の予定はないとのことです。
鉄道利用者が減少傾向にある中で、JR九州に全ての要望に対応してもらうのは難しい状況ですが、県では、地域の皆様方が安心して鉄道を利用できるよう、今後も事業者に対して利用者の声をしっかりと伝え、改善を求めていきます。
企画振興部交通政策課