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バス・電車での優先席利用について(平成31年7月回答)

印刷ページの表示 ページ番号:0012025665 更新日:2019年8月20日更新

ご提言の内容

 バスや電車の優先席は、高齢者や身体が不自由な人、怪我をしている人、妊婦、乳幼児連れが利用できる席ですが、正しい利用法を知らない人が多いようです。私が妊娠初期に電車に乗車し、座席が空いていなかったため優先席に座ると、一人のお年寄りから「お年寄り専用席だから妊婦でも若いんだから席を譲れ。」と怒鳴られ、最寄り駅まで立ち、涙が出るほど悲しい思いをしました。
 このような思いをする人を増やさないよう、例えば、優先席特集を、県民だよりに載せる、テレビで報道する、優先席付近にポスターを貼るなど、県で対策していただけないでしょうか。

回答

 障がいの有無や年齢等にかかわらず、誰もが互いの個性や違いを尊重し合い暮らしやすいユニバーサル社会を実現することが求められています。
 そのため、県としても、建物のバリアフリー化の推進とともに、子どもの頃からユニバーサルデザインの意識醸成を図るため、小中学生を対象とした出前授業を実施するなど、ハード・ソフトの両面から取組を進めているところです。
 ご指摘のありました、バスや鉄道は、運転免許証を持たない学生をはじめ地域の皆さんの日常生活に不可欠な交通手段です。
 誰もが円滑に移動できる環境を実現するため、設備や車両のバリアフリー・ユニバーサルデザイン化といったハード整備を進めていますが、座席を必要としている方が安心して利用できるよう優先座席の利用マナー向上等のソフト面の対策も重要だと考えています。
 バスの優先席については、バス車内の座席に一部黄色のカバーをかぶせた席等を「優先席」「ゆずりあいの席」としており、どなたでも利用できますが、体の不自由な方やご高齢の方、妊娠中の方、乳幼児をお連れの方等、座席を必要とされる方が安心して乗車できるよう取り組んでいるところです。
 鉄道については、国と事業者が連携した鉄道マナーUPキャンペーンやJR九州によるマナー向上の取組を行っており、バス同様に優先席を必要とされる方へのご配慮を呼びかけているほか、マタニティーマークの広報等も行っています。
 県としても、バスや鉄道の利便性や安全性向上のため、利用者の声をしっかりと運行事業者に伝えるとともに、県の広報媒体の活用や事業者による周知等を図っていきます。
 今後も引き続き、これらの施策を推進することにより、すべての人が暮らしやすい社会の実現に向け取り組んでいきます。

この回答に関する問い合わせ先

企画振興部交通政策課
福祉保健部福祉保健企画課


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