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テレビ番組で、他県に来日したベトナム人が、長時間労働を強いられ人間的な生活をできず死んだり、来日のための借金を返せず路頭に迷う人が多くいることを知り、心が痛みました。
大分県は、県民や企業の協力のもと、外国人も当たり前に働ける先駆者的な立場になって欲しいです。
昨今、外国人技能実習生の増加、国においては「出入国管理及び難民認定法」が改正されたこともあり、県内においても外国人労働者の増加が見込まれています。そのような中、留学生がたくさん集まる大分県としては、外国人労働者が幸せに働ける環境を整えることは大変重要だと考えています。
そのため、県では、外国人労働者が幸せに働ける環境を整える取組の一環として、県と市町村が足並みを揃え、企業等が必要とする外国人材を適正に受け入れ、日本人と外国人が安心して安全に暮らせる地域社会を実現することを目的とし、本年3月、「大分県外国人材の受入れ・共生のための対応策」を策定しました。特に労働に関係するところでは、外国人材の受入れを希望している企業向けに、外国人材の雇用制度に関するセミナーを県内各地で開催し、企業における制度の正しい理解、適正な雇用管理の促進を図っています。
また、6月には、大分市のiichico総合文化センター地下1階に大分県外国人総合相談センターを開設し、県内在留外国人が地域で生活し仕事をするうえでの相談に多言語で対応できるように体制を整備したところです。
なお、労働環境が劣悪な企業に対しては、労働局、労働基準監督署としっかり連携し、根絶のための意識啓発・改善に引き続き取り組んでいきます。
今後も外国人労働者が働きやすい・生活しやすい環境を整備し、外国人労働者に選んでもらえる大分県になるため、各支援策に真摯に取り組みます。
商工観光労働部雇用労働政策課