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若い女性は、一度都市部に出て行くと地方に戻ってこないと聞きました。
現在、地域おこし協力隊など外部の目を生かして地域の魅力を発掘していると聞いていますが、小中高校などの教育現場で、郷土愛を醸成するような機会づくりや職場体験を通じた地方の働く場の認知向上などの取組など、地方回帰を目的としたプログラムやイベントをお願いしたいです。
一昨年10月までの1年間の県外転出者数は24,856人で、20~24歳の女性3,271人のうち912人が福岡県に転出しています。都市部へ進学し、卒業後もその地域で就職する方が多いのではないかとのご指摘について、大分にも若い女性が働きたいと感じる企業や仕事がたくさんあることや、大分で就職・子育てすることのメリット等をまだまだ伝え切れていないのではと考えています。
ご提案にありました子供たちに自分の住む地域の魅力を発見してもらう機会づくりは重要であることから、現在小中学校では、総合的な学習の時間等において、地域と連携した様々な取組が行なわれています。また、専門高校生のインターンシップに加え、本年度は普通科高校生を対象にキャリアフォーラムを開催し、県内企業での体験学習や職業人との交流を通して、将来県内で働くことを視野に自分のキャリアを考える機会を設けることとしています。
さらに、東京・大阪・福岡で移住相談会を毎月開催するとともに、昨年度より福岡在住の女性をターゲットとした移住促進イベント「おんせん県おおいた移自由女子会」を開催するほか、福岡発着の女性向け移住体験ツアーを実施し、大分の豊かな魅力を実際に現地で感じていただく取組も実施しています。
今後も、都市部での移住促進の取組を強化するとともに、様々な機会を通じて、県内の子どもたちに地元企業の魅力、恵まれた子育て環境、生活しやすさ等の理解促進の取り組みを引き続き実施していきます。
企画振興部おおいた創生推進課