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大分県と英国ウェールズとの交流について

印刷ページの表示 ページ番号:0002172956 更新日:2022年3月1日更新

ウェールズについて

ウェールズは英国を構成する4つの連合王国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)の中の1つの国です。
英国の南西部に位置し、古代の歴史的建造物や遺跡、中世の城、美しい景色、アウトドアアクティビティ、そして豊富な文化や芸術を誇ります。


ウェールズ国旗 面積    :約21,224平方キロ
 ⼈⼝    :約310万⼈(英国全体の約4.8%)
 首都    :カーディフ
 公用語 :英語、ウェールズ語
 国技    :ラグビー
 国家のシンボル: レッドドラゴン・西洋長ねぎ(リーキ)
 国花    :黄水仙(ダフォディル)

 

 

交流の経緯


2019年に開催されたラグビーワールドカップにおいて、ウェールズ代表チームの来県が決定したことをきっかけにウェールズとの交流が始まりました。
別府市での事前キャンプ期間中に行った交流の中では、地域住民との素晴らしい瞬間が生まれました。
特に、別府市立石垣小学校の子供たちがウェールズの選手の前で「カロン・ラン」というウェールズ語の歌を合唱した光景は、国内外で多くの人々の心を打ちました。

さらに、ウェルシュパブによるウェールズの伝統的な料理やお酒の提供、大分県立美術館(OPAM)で開催された「大分×ウェールズ友好交流 The Art of Wales展」など、県内でさまざまな催しも行われました。大会期間中には、赤い衣装に身を包んだ多くのウェールズサポーターが県内に訪れ、県民との交流が盛んに行われ、お互いの絆が深まりました。

友好と相互協力に関する覚書 (MOU)の締結 (2022年3月1日)

調印式 ネギ&黄水仙


ウェールズ政府からの友好関係の更なる発展を願う打診を受け、大分県と英国ウェールズ政府との間で、5つの主要分野を基盤とした「友好と相互協力に関する覚書」(MOU)を締結しました。
この覚書は、2022年3月1日にキャロリン・デービッドソン在大阪英国総領事の立ち会いのもと、広瀬大分県知事とウェールズ政府のマーク・ドレイクフォード首席大臣によってオンラインで行われた締結式において正式に実現しました。

この覚書では、以下の5つの主要分野に重点を置き、相互に協力していくことが定められています。

(1)芸術・文化 (2)スポーツ (3)学術 (4)観光 (5)飲食

セント・デイヴィッズ・デイ(Saint David's Day)について
また、締結式はウェールズの最も重要な祝日である「セント・デイヴィッズ・デイ(Saint David's Day)」に合わせて行われました。
この日は、英国ウェールズの守護聖人であるセント・デイヴィッドの命日を祝うものであり、ウェールズの人々が黄水仙や西洋長ねぎを身にまとって祝福する日です。
締結式では大分県産の長ネギと黄水仙が会場を華やかに飾り、特別な日を祝いました。

 

これまでの交流 (2022年3月~)

OPAMとウェールズ国立博物館とのつながり

大分県立美術館(OPAM)とウェールズ国立博物館とのMOUの締結

2022年3月25日、大分県立美術館(OPAM)とウェールズ国立博物館は、相互の理解を深め、将来の友好的な交流を促進するために、「友好交流に関する覚書(MOU)」を締結いたしました。

そして、2022年10月にはこのMOUの締結を記念して、ウェールズ国立博物館から成る7つの特色ある博物館や、ウェールズの観光・物産に関するパネル展が開催されました。
2022年10月8日に催されたオープニングセレモニーには、ジュリア・ロングボトム駐日英国大使夫妻も出席し、大分県立芸術緑丘高等学校合唱部によるウェールズ語での合唱が披露され、会場は大きな拍手に包まれました。

オープニングセレモニー パネル展示

MOU締結一周年記念セレモニーの開催

2023年3月1日、「セント・デイヴィッズ・デイ」において、大分県と英国ウェールズ政府、そしてOPAMとウェールズ国立博物館の友好交流MOU締結一周年記念セレモニーが開催されました。
このセレモニーには、ウェールズから駆けつけたウェールズ国立博物館の学芸員や、男子合唱団「オンリー・ボーイズ・アラウド」の指導者が出席し、特別な日を彩りました。ウェールズ国立博物館に関するミニセミナーや、オンリー・ボーイズ・アラウドの指導者による記念合唱などが行われ、多くの参加者で会場は賑わいました。
さらに、大分とウェールズのコラボレーションイラストもお披露目され、両地域の結びつきと友好関係の進展を祝いました。

ミニセミナー 記念合唱 コラボイラスト

 

県立芸術緑丘高等学校合唱部による合唱交流

多くの人々が歌うことを愛し、「歌の国」ともいわれるウェールズ。
そのウェールズで活動している男子合唱団「オンリー・ボーイズ・アラウド(以下OBA)」と、県立芸術緑丘高等学校合唱部による合唱交流も行われています。

この交流の始まりは、コロナ禍の2021年に行われたオンラインでの合唱交流でした。福岡県北九州市や熊本県の高校生たちと一緒に、OBAの指導者からウェールズ語の歌「Calon Lân」(カロン・ラン)についてオンライン指導を受け、合同発表会もオンラインで行われました。

2023年に入り、新たなプロジェクトが実現しました。日本の歌「ふるさと」とウェールズ語の歌「Hiraeth」(ヒライス=郷愁、望郷)を互いに学び、緑丘高校の合唱部とOBAによる合同デジタル・パフォーマンスです。
双方の合唱団は、練習風景や音源を送りあい、お互いにアドバイスを交換し合いました。さらに、2023年2月にはOBA合唱団の指導者4名が来県し、緑丘高校合唱部の生徒たちを直接指導するワークショップも行われました。

そして、その成果として素晴らしい動画が完成しました。

県内大学生のウェールズへの留学

2022年8月、大分大学の学生20名が、夏季留学のためアベリストウィス大学へ渡英しました。

現地での滞在中、学生の皆さんは語学研修以外にも、現地企業の訪問や、現地学生と交流を深める機会を持ったほか、ウェールズ内の魅力的な観光地を訪問し、その地域の文化や歴史に触れることができました。

駐日英国大使館での大使館料理長と「坐来大分」料理長とのコラボレーション

2022年4月、駐日英国大使館とウェールズ政府の共催によるレセプションパーティーにおいて、大分県フラッグショップ「坐来大分」の料理長と英国大使館大使公邸シェフが手を組んでコラボレーションを実現しました。
このイベントでは、おおいた和牛や関アジなどの大分県の食材を使用した特別なメニューが提供され、参加者の皆さんから高い評価をいただきました。

 

ウェールズについての情報

<日本語サイト>
ウェールズ政府公式WEBサイト Wales.com: https://www.wales.com/ja
ウェールズ政府日本代表事務所公式Twitterアカウント(@Wales_in_Japan): https://twitter.com/Wales_in_Japan

<英語サイト>
ウェールズ公式観光情報 Visit Wales: https://www.visitwales.com/