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県民ひろば1 土砂災害から身を守るために~基礎調査にご協力ください~
昨年8月に広島市で発生した土砂災害は、75人の死者を出すなどの甚大な被害を及ぼしました。
この災害を受け、県では早急に土砂災害への対策を進めています。
土砂災害防止法に基づく“基礎調査”を加速しています!
県では、土砂災害が発生するおそれのある場所の地形や地質などを調べ、災害の範囲や被害の程度をあらかじめ明らかにする“基礎調査”を行い、結果に応じて土砂災害警戒区域を指定しています。
広島市での土砂災害を契機として改正された土砂災害防止法に基づき、この基礎調査を今年度から加速することとしており、概ね5年間での完了を目指して体制を強化しています。
調査の分類
調査の結果によって2つの区域に分けられます。
イエローゾーン(土砂災害警戒区域)
土砂災害が発生した場合に、住民等の生命または身体に危害が生じるおそれがある区域。区域指定後は、市町村がハザードマップの作製・配布等を行い、円滑に避難することができる体制を整えます。
レッドゾーン(土砂災害特別警戒区域)
イエローゾーンの中でも、特に建築物に破損が生じ住民等の生命または身体に著しい危害が生じるおそれがある区域。区域指定後は、建築物の構造規制等がかかります。
防災情報を活用して“日ごろの備え”と“早めの避難”を!
土砂災害は突然起こることが多く、目の前に危険が迫るまでわかりづらいものです。県内では年間約50件の被害が発生しています。日ごろの備えと早めの避難を心がけましょう。
土砂災害警戒情報・危険度情報は、県ホームページの「おおいた防災ポータル」で確認できます。また、「安全安心メール」に登録すると防災情報を携帯電話などで随時受け取ることができます(登録無料)。いざという時に備えて、活用してください。
<お問い合わせ> 砂防課 ☎097-506-4634