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大分県の特産品(バラ)
1.いつから生産され始めたの?
「生活が豊かになるにつれ、産地が広がっていったんだ。」
1948年~1949年頃に3戸の農家が大分市で取り組んだのが初めとされています。1970年代以降生活水準が向上するにつれバラの人気も高まり、1982年から天瀬町で、1983年には九重町、国東町でも栽培が始まりました。
2.生産量や生産額などはどのくらい?
「大分県は全国6位の産地なんだよ。」
大分県のバラの栽培面積は約19haで、年間に1400万本を出荷しています。生産額にすると約13億円になります。面積、出荷量ともに全国6位の産地です。
3.どこで生産されているの?
「九重町や玖珠町などでビニールハウスの中で育てられているよ。」
愛知県、静岡県、福岡県が全国のベスト3です。県内では、九重町、玖珠町、日田市、杵築市、由布市、国東市、宇佐市等で栽培されています。
4.どうやって生産されているの?
「バラは土を使わない水耕栽培という方法で育てられるんだ。」
大分県の多くの産地では、土を使わず、水耕栽培でバラを生産しています。
1.苗を定植します。
2.水分や栄養は1つ1つの苗にさしたチューブから供給します。
3.栄養生産用の枝を折り曲げて倒します。
4.まっすぐ上に伸びた切り花を開花直前に収穫します。
5.どのように使われるの?
「色とりどりの花と香りを楽しんでね!」
フラワーアレンジメントや、かわいい花束、結婚式のブーケまで様々な場面で、利用されます。
こんなこともあるよ
「大分県オリジナル品種」
大分県内で育成され、県内だけで栽培される特別な品種です。現在約20品種が栽培されています。
「父の日にバラを」
父の日の由来を知っていますか?父の日は20世紀はじめアメリカでドット婦人が、男手ひとつで子供達を立派に育てあげてくれた父への感謝の気持ちから、毎年6月の第3日曜日にバラの花束を捧げたことに由来するといわれており、アメリカでは1972年に「父親を尊敬し、たたえ祝う日」として、制定されています。
日本では父の日のカラーは愛する人の無事を願う「幸福の黄色いリボン」からイエローとされ、黄色のバラが贈られていますが、最近はお父さんに似合う色として、赤やピンクなども使われています。
バラの栽培農家から広瀬知事へ、バラの花束をプレゼント。