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大分県の特産品(豊後牛)

印刷ページの表示 ページ番号:0000250942 更新日:2012年3月6日更新

大分県の特産品豊後牛
豊後牛

1.いつから生産され始めたの?

「『豊後牛』は昔から優秀なんだ!」

   農家で飼われている牛は、お肉になる「肉用牛(にくようぎゅう)」と、牛乳をしぼる「乳用牛(にゅうようぎゅう)」に分けられます。 「豊後牛(ぶんごぎゅう)」とは、「肉用牛(にくようぎゅう)」の中でも特においしいと言われている「黒毛和種(くろげわしゅ)」という品種の牛で、大分県内で生産されたものをいいます。
   「豊後牛(ぶんごぎゅう)」の歴史は古く、1921年、東京で行われた全国品評会(ぜんこくひんぴょうかい)で「千代山(ちよやま)」号という牛が最優秀賞(さいゆうしゅうしょう)にかがやき、「牛は豊後(ぶんご)が日本一」という幟(のぼり)をもってパレードしたという記録が残っています。
   最近では、2007年10月に鳥取(とっとり)県で行われた和牛(わぎゅう)のオリンピック「第9回全国和牛能力共進会(ぜんこくわぎゅうのうりょくきょうしんかい」で「豊後牛(ぶんごぎゅう)」が大活躍(だいかつやく)、出品牛が農林水産大臣賞(のうりんすいさんだいじんしょう)を受賞しました。
   「豊後牛(ぶんごぎゅう)」はこうした優秀(ゆうしゅう)な父牛と母牛から生まれてくるのです。

2.おもな生産地はどこ?

「久住飯田高原の『繁殖農家』と県北地域の肥育農家で育つんだ。」

   肉用牛を飼育する農家は、母牛を飼育し、生まれた子牛を販売する「繁殖(はんしょく)農家」と、子牛を太らせ肉牛として販売する「肥育(ひいく)農家」に分けられます。
   大分県では、「繁殖(はんしょく)農家」は牛を育てる牧草(ぼくそう)が豊富(ほうふ)な久住飯田高原(くじゅうはんだこうげん)などに多く、この地域では広大な草原に牛が放牧(ほうぼく)されている風景もよく見られます。
   また、「肥育(ひいく)農家」は県北地域に多くなっています。

久住高原(くじゅうこうげん)の放牧(ほうぼく)風景
久住高原(こうげん)の放牧(ほうぼく)風景

3.飼われている頭数はどのくらい?

「1,840戸の農家で47,500頭が飼われているんだよ。」

   2011年2月1日現在、県内では1,840戸の農家で47,500頭の「豊後牛(ぶんごぎゅう)」が飼育されています。このうち、子牛を生む母牛が21,800頭、お肉になる肉牛が14,600頭となっており、この中から年間約3,000頭(2009年度)が「豊後牛(ぶんごぎゅう)」という銘柄(めいがら)でお肉として出荷されています。

4.どうやって生産されているの?

「おいしいお肉ができるまでを追跡してみよう!」

 子牛は、生後10ヶ月くらいまで生まれた農場(繁殖(はんしょく)農家)で育てられ、子牛市場に出荷されます。
   子牛市場で肥育(ひいく)農家に購入された子牛は18ヶ月ほどかけて太らせてから肉牛として出荷され、食肉処理場(しょくにくしょりじょう)・スーパーマーケットなどを経て、私たちの食卓に並びます。

子牛は生まれた農場(繁殖農家)で生後10ヶ月くらいまで大事に育てられます。

大分県には2カ所の子牛市場があり、毎月子牛のセリが行われています。

子牛市場で肥育農家に購入された子牛は、約18ヶ月程かけて大きくなり、肉牛として食肉処理場へ出荷されます。

豊後牛は、県内はもとより大阪などの大消費地にも出荷されています。

食肉処理場で牛はお肉に加工され、食肉業者に引き取られます。

食肉業者が購入した牛肉は、部位ごとにカットされお店に並びます。

5.おいしい食べ方は?

「軟らかいところや硬いところ、上手に料理しておいしく食べてね!」

  きめの細(こま)かな美しい霜降(しもふ)りと、まろやかでとろけるような味わいが特長(とくちょう)の「豊後牛(ぶんごぎゅう)」。
   そのお肉は牛の体の部位(ぶい)によっても特徴(とくちょう)があり、それぞれの持ち味を生かした料理方法が、おいしく食べるポイントです。

牛肉の部位と料理
全農大分県本部HPより

こんなこともあるよ

「新しいブランド The・おおいた豊後牛」

 大分県で生まれ育った豊後牛のお肉で、品質の良さを表す「肉質等級」が3等級以上と優れているお肉を「The・おおいた豊後牛」と呼んでいます。
   「The・おおいた豊後牛」は県内の認定を受けたお肉屋さんで、シールをはって販売しています。
   また、「The・おおいた豊後牛」が食べられる旅館や焼肉屋さんもありますので、みなさんも探して食べてみてね!

「おいしさの決め手 オレイン酸」

 最近の研究によれば、牛肉に含まれる「オレイン酸」が多いと、風味と口当たりが良くなると言われています。このオレイン酸に注目した新しい基準が作られました。それが「豊味いの証」(うまいのあかし)です。
 「The・おおいた豊後牛」のうち、オレイン酸含有率が55%以上の牛肉に「豊味いの証」のマークをつけて」販売する仕組みが始まっています。

The・おおいた豊後牛