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大分県の特産品(養鶏)
「豊のしゃも」
1.いつから生産され始めたの?
「20年くらい前に新しい品種として誕生したんだ。」
1987年に大分県畜産試験場(ちくさんしけんじょう)(現大分県農林水産研究指導(のうりんすいさんけんきゅうしどう)センター畜産研究部(ちくさんけんきゅうぶ))で生み出されました。
2.おもな生産地はどこ?
「『豊のしゃも』は大分県のオリジナル。」
「豊(とよ)のしゃも」は大分県だけで飼育されています。おもな生産地は、豊後大野市、大分市、中津市、由布市などです。
3.飼われている数はどのくらい?
「46戸の農家で35,400羽が飼われているんだよ。」
2009年度は、県内の46戸の農家で約35,400羽が生産されています。
4.どうやって生産されているの?
「お父さんは鶏肉でいちばんおいしい『シャモ』なんだ。」
鶏肉(とりにく)の中で最もおいしいといわれる「シャモ」を父鶏(ちちどり)、発育がよく、卵をよく産む「九州ロード」を母鶏(ははどり)として生まれてくるのが「豊(とよ)のしゃも」です。成長するまでには150~180日かかります。
5.おいしい食べ方は?
「シャモ独特のコクとうま味を味わって!」
肉質は脂肪(しぼう)が少なく、ほどよい硬(かた)さがあります。味は、シャモ独特(どくとく)のコクに加え、うま味成分であるイノシン酸(さん)※を多く含むとってもおいしいお肉です。
おすすめの料理は、刺身、たたき、炭火焼き、鍋、炊き込み飯などです。
※イノシン酸とは、人間がおいしいと感じるアミノ酸のひとつです。
こんなこともあるよ
「お米で育てる試験をしています」
飼料米(しりょうまい)(家畜のえさとしてつくられたお米)を食べさせる試験をしています。県内で生産された飼料米(しりょうまい)をえさとして与えた地鶏(じどり)として、安心・安全をみなさんにお届けします。
「おおいた冠地どり」
1.いつから生産され始めたの?
「これからが楽しみな2007年に誕生した新しい品種なんだよ。」
2007年に大分県農林水産研究指導(のうりんすいさんけんきゅうしどう)センター畜産研究部(ちくさんけんきゅうぶ)で生み出されました。烏骨鶏(うこっけい)をかけ合わせた国内初の地鶏(じどり)です。
烏骨鶏(うこっけい)の特徴(とくちょう)が「とさか」に表れていることや、地鶏(じどり)の中でトップになるように祈りを込めて冠(かんむり)とつけられました。
2.おもな生産地はどこ?
「『豊のしゃも』と同じで、大分県のオリジナルだよ。」
「おおいた冠地(かんむりじ)どり」は大分県だけで飼育されています。県内の産地は、別府市、豊後高田市です。
3.飼われている数はどのくらい?
「3戸の農家で36,000羽が飼われているんだよ。」
2008年度に生産を開始し、現在3戸の農家で約36,000羽が生産されています。
4.どうやって生産されているの?
「お父さんに烏骨鶏を取り入れた、日本初の品種だよ。」
おとなしくて飼育しやすい「ロードアイランドレッド」と、発育がよく卵をよく産む「九州ロード」の血をもつ母鶏と、国内で初めて「烏骨鶏」を取り入れた父鶏のかけ合わせで生まれてくるのが「おおいた冠地どり」です。成長するまでには90~100日くらいかかります。
5.おいしい食べ方は?
「煮ても揚げても、とてもジューシー!」
他の地鶏(じどり)肉比べ、柔(やわ)らかくてジューシーなとってもおいしいお肉です。
おすすすめの料理は、鍋、とりすき、とり天、唐揚げ、炊き込みご飯などです。