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中越自然海浜保全地区
中越自然海浜保全地区(昭和57年8月3日大分県指定)
指定の理由
この地区は、鶴見半島のリアス式海岸沿いの、延長約500メートルの海岸線によって囲まれた海面である。海岸線は一部道路に接しているが、その大部分は幅6~10メートルの砂浜に接している。海浜は県南の急峻な地形のため狭小であるが、この地域としては有数のもので、これに接する海面と一体となって、陸域の良好な自然環境に囲まれて海水浴場として多くの者に利用されている。
陸域は県立自然公園として保全が図られているので、海面を自然海浜保全地区に指定してその保全を図る。
位置及び区域
位置 佐伯市鶴見町大字中越浦字中津浦の地先
区域 次の(イ)(ロ)を直線で結んだ線と最大満潮時海岸線によって囲まれた区域
(イ)佐伯市鶴見町大字中越浦字戸井崎18番地の5の護岸の標識
(ロ)佐伯市鶴見町大字中越浦字居村172番地の2の護岸の標識
区域 次の(イ)(ロ)を直線で結んだ線と最大満潮時海岸線によって囲まれた区域
(イ)佐伯市鶴見町大字中越浦字戸井崎18番地の5の護岸の標識
(ロ)佐伯市鶴見町大字中越浦字居村172番地の2の護岸の標識
区域の概況
1 海岸の状況
豊後水道に面している県南部の海岸線はリアス式海岸で、鶴見半島も小さな岬や湾を幾つももっているが、この区域はその一つの湾奥部に当たる。海岸線沿いに県道梶寄浦・佐伯線が走っているため、海岸線は一部その護岸に接しているが、約3分の2は幅6~10メートルの砂浜に接している。
県南の海岸は急峻な地形のため、海浜域、干潟域は比較的少なく沖合幅も狭いが、この区域では幅6~10メートルの砂浜が約300メートルみられ、沖合幅も約30メートルで、この地域としては有数のものである。 海水は良く澄んで、ゴミ等は見られない。
砂浜の植生は、海水浴場の利用度が高いので無植生である。6月から8月にかけて早朝、地曳網漁業、7月から8月にかけて海水浴が行われている。
2 陸域の状況
県道より山手側はわずかに住宅農地が点在するが、それも小面積で直ちに急傾斜の山地となる。山の斜面にはクロマツ、タブノキ、ネズミモチ、マサキ等を含むウバメガシ林でおおわれており、谷沿いには小面積ではあるがスギ植林地が点在している。陸域は昭和26年、豊後水道県立自然公園に指定されている。
3 利用状況
この区域はリアス式海岸沿いのすぐれた自然環境の中にあり、到達路にも恵まれていることから、昭和46年から町営海水浴場(7月15日~8月31日)として、地元住民を始め多くの者(5,000人)に利用されている。
4 到達路
県道梶寄浦・佐伯線に面しており、佐伯駅から車で40分、バスで乗車時間1時間10分(臨時停留所:中越海水浴場)である。
5 施設
駐車場(50台収容)、シャワー(4基)、更衣室(1戸)及びトイレ(1戸)が設置されている。
豊後水道に面している県南部の海岸線はリアス式海岸で、鶴見半島も小さな岬や湾を幾つももっているが、この区域はその一つの湾奥部に当たる。海岸線沿いに県道梶寄浦・佐伯線が走っているため、海岸線は一部その護岸に接しているが、約3分の2は幅6~10メートルの砂浜に接している。
県南の海岸は急峻な地形のため、海浜域、干潟域は比較的少なく沖合幅も狭いが、この区域では幅6~10メートルの砂浜が約300メートルみられ、沖合幅も約30メートルで、この地域としては有数のものである。 海水は良く澄んで、ゴミ等は見られない。
砂浜の植生は、海水浴場の利用度が高いので無植生である。6月から8月にかけて早朝、地曳網漁業、7月から8月にかけて海水浴が行われている。
2 陸域の状況
県道より山手側はわずかに住宅農地が点在するが、それも小面積で直ちに急傾斜の山地となる。山の斜面にはクロマツ、タブノキ、ネズミモチ、マサキ等を含むウバメガシ林でおおわれており、谷沿いには小面積ではあるがスギ植林地が点在している。陸域は昭和26年、豊後水道県立自然公園に指定されている。
3 利用状況
この区域はリアス式海岸沿いのすぐれた自然環境の中にあり、到達路にも恵まれていることから、昭和46年から町営海水浴場(7月15日~8月31日)として、地元住民を始め多くの者(5,000人)に利用されている。
4 到達路
県道梶寄浦・佐伯線に面しており、佐伯駅から車で40分、バスで乗車時間1時間10分(臨時停留所:中越海水浴場)である。
5 施設
駐車場(50台収容)、シャワー(4基)、更衣室(1戸)及びトイレ(1戸)が設置されている。
権利制限関係
漁業法による共同漁業権(第1種、第2種及び第3種)の設定及び漁港法による漁港区域の指定がなされている。
保全計画
案内板を設置するほか、将来にわたり自然海浜として保全し、潮干狩り場として適正な利用が図られるよう努めるものとする。