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富来浦自然海浜保全地区

印刷ページの表示 ページ番号:0000296696 更新日:2014年12月26日更新

富来浦自然海浜保全地区(昭和57年8月3日大分県指定)

指定の理由

 この区域は、国東半島の東部に当たり、延長約1キロメートルの海岸線沿いの磯浜である。
 水際線付近は護岸工事がなされていて、満潮時には海面がこれに接しているが、干潮時になると沖合70~100メートルにわたり、大小の磯からなる干潟が現れる。
 この区域は、県立自然公園に接続し、海水浴場に隣接する良好な条件の中にあって、潮干狩り場として地元住民を始め多くの者に利用されている。従って、この地区を自然海浜保全地区に指定し、その保全を図る。

位置及び区域

位置 国東市国東町大字富来浦の地先
区域 最大満潮時海岸線から100メートルの距離の線と最大満潮時海岸線に挟まれた区域
   (イ)国東市国東町大字富来浦字井田ノ尻933番地の1の標識
   (ロ)国東市国東町大字富来浦字下町1509番地の標識

区域の概況

1 海岸の状況
 海岸線は大部分、護岸工事がなされ、テトラポットが設置されているが、一部北部の県立自然公園に接する部分が砂浜となっている。満潮時には海面が直接護岸に接しているが、干潮になると沖合70~100メートルにわたり大小の磯からなる干潟が現れる。
 干潟にはアサリ、ニナ、サザエ等が生息し、潮干狩りが行われる。砂浜にはハマエンドウ、ハマスゲ、ハマダイコンなどの海浜植物が生息している。
 海水は良く澄んでおり、ゴミ等は見受けられない。

2 陸域の状況
 護岸に接近して住宅が密集しており、住宅を挟んで海岸線沿いに国東半島を一周する国道213号線が南北に走っている。道路より内陸部は水田、畑地の農用地となり、山地への山林と連なっている。
 住宅地域には防風林の名残りのクロマツ、ヤブニッケイ等の立木が点在する。

3 利用状況
 国東半島県立自然公園に接続する良好な条件にあり、また、到達路に恵まれていることから3月から12月にかけて潮干狩場として、地元住民を含め多くの者(1万人)に利用されている。

4 到達路
 近くを国道213号線が通っており、バス路線国東~伊美線「富来浦(国東から15分)」下車徒歩3分である。

5 施設
 施設なし。
 ただし、隣接する海水浴場には、開場期間中、駐車場、休憩所、シャワー、更衣室等が開設される。

権利制限関係

 漁業法による共同漁業権(第1種、第2種及び第3種)の設定がなされている。また、港湾法の港湾区域である。

保全計画

 案内板を設置するほか、将来にわたり自然海浜として保全し、潮干狩り場として適正な利用が図られるよう努めるものとする。