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「人間工学×医療のアプローチによるイスの開発」を開催しました。(平成30年度企業技術研修事業)

印刷ページの表示 ページ番号:0002055377 更新日:2019年3月19日更新

 日田家具衆(ひたかぐら)※との共催により、県内の家具メーカー等29名を集め、人間工学と医療に基づいたソファ等の張り家具の開発手法について学ぶことができる勉強会を実施しました。

野呂影勇先生 参加者

 イスの研究開発の最前線でご活躍中の講師から、イスを開発するために必要なヒトの身体的特性やこれまでにイスの座り心地を計測するために開発されてきた様々な技術や測定装置についてご説明いただくと共に、家具に情報通信技術を取り入れた、よりヒトに優しい製品を開発するための最新の取り組みについてもご紹介いただきました。
 また、研修前に講師自ら家具産地日田の複数の家具メーカーを事前に調査していただき、家具産地日田の今後の取り組みに対するご提言もお話しいただきました。

 医学×工学 骨盤X線

 クッション硬さ試験 野呂先生と座椅子

 今回は会場に、地元家具メーカーのソファに研究開発途中である測定装置をとりつけたもの、講師が医学的見地に基づいて開発され現在販売中の座椅子、講師が推奨する様々なクッション素材などを用意し、参加者全員に体験していただきました。
 研修後の意見交換や終了後の名刺交換の時間には多くの質問が行われ、人間工学と医療に基づく開発に対する県内の家具製造関係者の関心の高さのわかる研修となりました。

 測定器具、座椅子、クッション素材の体験  測定器具の体験

 1.日程:平成31年3月13日 水曜日

 2.場所:大分県農林水産研究指導センター林業研究部(大分県日田市)

 3.講師:
   早稲田大学名誉教授
   エルゴシーティング(株)代表取締役 野呂影勇(かげゆう) 氏

 4.内容: (1) ソファとイスのマーケティング
      (2) ものづくり
      (3) スマホ時代のイスの未来 - 家具産地日田への提言

 5.主催:大分県農林水産研究指導センター林業研究部
       日田家具衆(協同組合 日田家具工業会)

※日田家具衆(ひたかぐら)は、協同組合日田家具工業会の若手メンバーを中心に組織されたグループで、ブランディング、技術継承、地域振興 等の活動を実施しています。