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阿蘇山噴火に伴うしいたけの降灰対策について

印刷ページの表示 ページ番号:0002058958 更新日:2019年4月17日更新

【しいたけ生産者の皆様へ】

平成31年4月16日18時28分に阿蘇山中岳第一火口で、ごく小規模な噴火が発生しました。17日現在、降灰によるしいたけの被害は確認されていませんが、今後の火山活動の動向に注意してください。降灰により火山灰が付着する恐れがある場合は、下記のとおり対策を行ってください。また、降灰対策マニュアルについても参考としてください。
なお、噴火による危険性が伴う場合は、避難を最優先してください。

【ほだ場での対策】

(1)しいたけが発生していない場合
 ・降灰が予想される場合は、事前にほだ木をビニール等で被覆し、火山灰の付着を防ぐ。

(2)しいたけが発生している場合
 ・降灰が予想される場合は、事前にほだ木列をビニールで被覆し、火山灰の付着を防ぐ。
  ただし、温度が上昇するとしいたけの品質低下や害菌発生等を招く恐れがあるので、降灰の状況を見ながら、裾を少し上げる等、適切、通風管理を行う。
 ・ビニール被覆中はほだ木が過乾燥にならないように注意し、降灰予報(風向き等)を確認しながら、適切、ビニールの裾を開放するほか、必要に応じて散水等で水分を供給する。
 ・収穫はしいたけに火山灰の付着がないか確認しながら行い、火山灰の付着を確認した場合は、付着した灰を除去した後に乾燥する。  
  乾燥前の除去が困難な場合は乾燥後にブロアーやコンプレッサー、または柔らかなハケ等でしいたけに付着した火山灰を除去する。(完全な除去は困難)
 ・ビニール被覆を行っている場合であっても、火山灰が降っている時に採取すると、しいたけに灰が付着する恐れがあるので、降灰時の採取は避ける。
 ・生しいたけで出荷する場合はコンプレッサーでひとつひとつ丁寧に灰を除去する。

★ 特にビニール被覆は品質低下等を招く恐れがあるので注意が必要です。
参考:OSK購買品 0.0mm×3m×100m 6,000円程度

【その他の対策】

 ・植菌作業時に火山灰が原木に堆積した場合は、ブロアー等で火山灰を除去して、接種孔に火山灰が入らないようにする。
 ・火山灰の付着したしいたけを乾燥した場合は、乾燥機内の清掃を徹底する。
 ・出荷の際は火山灰をかぶったしいたけは火山灰の影響を受けていないしいたけと分けて出荷するようにする。(混ぜないこと)
 ・火山灰除去等の作業時は防護メガネ、防塵マスク、火山灰が皮膚に付着しないように長袖、長ズボン、タオル等を着用する。特に呼吸器系の疾病がある場合は注意。
 ・原木に火山灰が付着した状態でチェンソーやドリル等の作業を行うと刃の損傷等が生じやすくなるので、作業時には火山灰の除去や機械の整備に努める。

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