大分県庁のホームページ   『新時代おおいた』のバックナンバー
特集1 防災の日を迎えて〜 備えていますか?
特集2 危険な地域を把握しましょう。
風紋 「プリンシプルのない日本」を読んで
トピックス
県民ひろば
心ひらいて
とよの国の食彩
 


 
県民ひろば あなたの悩み・疑問にお答えします
 
     メタボリックシンドロームのイメージラスト 最近、生活習慣病の関係で「メタボリックシンドローム」ということばをよく聞きますが、どういう意味ですか?
 
 「メタボリックシンドローム」とは、内臓脂肪症候群のことで、肥満の中でも内臓のまわりに脂肪がつく「内臓脂肪肥満」の人が、脂質代謝異常(高脂血症)や血圧高値(高血圧)、高血糖(糖尿病)のいずれか2つ以上をあわせ持っている状態をいいます。
 
 現在、栄養の取りすぎや運動不足から、心血管疾患の増加が問題となっています。これらの疾患は、働き盛りの中年期に突然発症し、死を免れたとしても後遺症で悩む人が多いことから、予防のためにメタボリックシンドロームの診断基準が設定されました。
 これに該当する人は、動脈硬化が進んでいると考えられ、心疾患(心筋梗塞や狭心症)の発症率が高まるため、注意が必要となってきます。
 メタボリックシンドロームは、「生活習慣病」の代表ともいえるもので、肥満と密接な関係があり、高齢者と男性に多い傾向があります。
 内臓脂肪の蓄積をもたらす生活習慣として、過食と運動不足、アルコールの過剰摂取、喫煙が考えられています。内臓脂肪は、皮下脂肪に比較して生活習慣を改善することで早期に減量します。予防には、食事と運動の両面での対応が必要です。まずは、生活習慣を改善することが大切です。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準
必須項目 選択項目
内臓脂肪の蓄積
  ウエスト周囲径
男性85cm以上
女性90cm以上
(1) 高中性脂肪血症
 中性脂肪値・・・・・150mg/dl
 HDLコレステロール値 40mg/dl 未満
  これらの一方、あるいは両方当てはまる
(2) 高血圧
  収縮期血圧・・・・・130mmHg 以上
  または
  拡張期血圧・・・・・85mmHg 以上
(3) 高血糖
  空腹時血糖・・・・・110mg/dl 以上

※ 必須項目(内臓脂肪蓄積)に加えて、選択項目の2つ以上に該当した場合に診断されます。

 生活習慣病や健康に関することは、市町村の保険担当課や県民保健福祉センター、保健所等にお問い合わせください。



【前へ】 【次へ】

大分県庁のホームページ   『新時代おおいた』のバックナンバー