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最近、生活習慣病の関係で「メタボリックシンドローム」ということばをよく聞きますが、どういう意味ですか? |
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「メタボリックシンドローム」とは、内臓脂肪症候群のことで、肥満の中でも内臓のまわりに脂肪がつく「内臓脂肪肥満」の人が、脂質代謝異常(高脂血症)や血圧高値(高血圧)、高血糖(糖尿病)のいずれか2つ以上をあわせ持っている状態をいいます。 |
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現在、栄養の取りすぎや運動不足から、心血管疾患の増加が問題となっています。これらの疾患は、働き盛りの中年期に突然発症し、死を免れたとしても後遺症で悩む人が多いことから、予防のためにメタボリックシンドロームの診断基準が設定されました。
これに該当する人は、動脈硬化が進んでいると考えられ、心疾患(心筋梗塞や狭心症)の発症率が高まるため、注意が必要となってきます。 |
メタボリックシンドロームは、「生活習慣病」の代表ともいえるもので、肥満と密接な関係があり、高齢者と男性に多い傾向があります。
内臓脂肪の蓄積をもたらす生活習慣として、過食と運動不足、アルコールの過剰摂取、喫煙が考えられています。内臓脂肪は、皮下脂肪に比較して生活習慣を改善することで早期に減量します。予防には、食事と運動の両面での対応が必要です。まずは、生活習慣を改善することが大切です。 |