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新時代おおいたNO.75

印刷用ページを表示する掲載日:2011年3月23日更新

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特集1 来て観ておおいた!誘客大作戦
特集2 「産業集積」で未来を拓く
風紋  大分の底力
トピックス  生まれ変わる「港」
県民ひろば 若者に多い消費者トラブル~巣立ちの前に学んでおくこと~
お薦め図書コーナー 心ひらいて とよの国の食彩

 

特集1 来て観ておおいた!誘客大作戦

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 「周遊」で大分県に人を呼び込む

レンタカー

 福岡〜熊本〜鹿児島と九州の縦軸を結ぶ九州新幹線。九州全体で利便性が高まる一方、大分県など沿線外の都市の立ち後れを危惧する声もあります。
 今、この危機を新たなチャンスに変えていくことが必要です。九州新幹線の効果で九州への入り込み客自体は増加が予想されています。今後は九州に来た人をいかに大分県に呼び込むか、それが「鍵」となります。
 そこで課題となってくるのが、二次交通の不足。二次交通とは、駅や空港、港、宿泊施設といった拠点から観光地までの交通手段のことです。つまり、大分に着いた観光客が、観光地を巡る「足」が十分でないということです。
 そうした二次交通の不足を補い、観光客を呼び込む「周遊のしくみづくり」が進んでいます。

 長崎、熊本、大分の3県の観光協会、そしてトヨタレンタカーが連携し、”九州の横軸“をつなげる新たな取り組みが始まりました。
 その名も「九州横断エコドライブの旅」。
 長崎、熊本、大分の3県内でレンタカーの乗り捨て料金を無料にするという、県を越えた画期的なキャンペーンです。
 「レンタカーは通常、他県の店に返す場合は乗り捨て料金がかかります。この3県の中であれば5千円から1万円程度です。しかし今回は『とにかく大分県に来てもらう』、それを一番に考え、乗り捨て料金無料のプランをやってみようと。やはり九州新幹線の沿線ではない大分県ですから、横軸を強めないといけません」と、トヨタレンタリースの安部誠二さんはおっしゃいます。
 このキャンペーンは9月末まで実施する予定で、対象車種はハイブリッド車のプリウスに限定しています。
 安部さんは、「まずは大分を観てもらいたいですね。そして次は大分県を目的地として来てもらえれば」と期待を込めます。

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観光バス

 観光地をつなぐ二次交通の要として、バスは欠かすことができません。
 日豊観光バスは、「大分の魅力を、県内外の人にもっと知ってもらいたい」と、県内市町村の観光周遊バスツアーを企画しました。有名な観光地だけではなく、その周辺の魅力ある地域をつなぐことで、大分の魅力に深くふれてもらおうという狙いがあります。県南、県北のツアーは国の観光圏整備事業※に認定され、広域観光にも貢献しています。
 「大分県は、観光素材としては非常にいいものを持っています。なんとかそれを結びつけたい、という思いです」と、同社の福本祐二社長は熱心に語ってくださいました。
 また、同社は(社)ツーリズムおおいた、スカイネットアジア航空と連携し、「大分県へ行こう!キャンペーン」も実施中。これは、期間中(3/21まで)、スカイネットアジア航空で大分県に来た方は、日豊観光バス主催の観光バスツアーが半額になるというもの。大都市圏に大分観光を売り込む一手として、県も支援を行っています。
 「九州新幹線の全線開業については、県内どこの施設も危機感を持っています。今後は観光地同士を結びつけ、連携して『大分県』をPRしていくことが大切ではないでしょうか」。福本社長は、県全体の一致団結を強く訴えます。

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観光タクシー

新東九州観光圏整備事業に認定されている、第一交通産業グループの大分地区での観光タクシーの取り組みをご紹介します。
 タクシードライバーが名所を周りながら、観光案内もする「観光タクシー」。同社では「海の幸」をメインに日豊海岸を周遊する、さまざまなコースを提案しています。
 「大分県に来た観光客は、やはり別府や由布院といった有名な温泉地に行くことが多いです。それらの温泉地と日豊海岸の海の幸をつなげることで、今まで知らなかった大分県を知ってもらえます」と大分第一交通の清水大輔所長。
 具体的なコース・時間の組み立ては、観光客と相談しながら決定。タクシーの機動力を生かし、個々人の希望に添った旅の形を自由につくることができます。
 観光地を案内する、ドライバーの育成にも力を入れている同社。昨年度から「認定ドライバー制度」として育成研修を実施しています。研修では、現地見学から会話のノウハウにいたるまで幅広い実習を実施。ルート案内だけではなく、地域のグルメや見どころ、穴場スポットなど”観光のプロ“としての腕を磨いているわけです。
 「有名な観光地に行きたい方、ひと味違った旅を求めている方、要望はさまざま。そうした要望に応えられるドライバーを育てたいですね。それが観光タクシーの良さですから」と清水所長は意気込みます。
 観光の足として地域をつなぐタクシー。地元密着型の観光タクシーの旅は、心温まる旅の思い出を残してくれるに違いありません。

九州イラスト

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海外から、大分へ ~誘客・受け入れ体制づくり~

大型クルーズ船
「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」 寄港を前に 

 世界最大規模のクルーズ会社、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が九州の新たな寄港地として別府を候補に挙げたのは、平成19 年のことでした。実現すれば経済効果も大きく、大分の認知度を向上することができます。県は積極的に誘致活動を行ってきました。
 そして昨年8月、大型客船「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」の別府寄港が正式に決定。新しい埠頭が供用開始すること、港の近くに温泉や「地獄めぐり」など魅力的な観光地があることなどが決め手となりました。
 今年は3月から9月までの間に5回寄港。一度に約1500人以上の乗船客が別府国際観光港に降り立ち、別府市を中心に県内を巡ります。
 県は別府市や関係団体とともに、観光コースづくりや休憩所の設置、留学生ボランティアの募集など、受け入れ体制の整備を進めています。
 大分県が心に残る旅行先となるよう、精一杯のお迎えをしていく考えです。

※3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、3月・4月の寄港は中止となりました。

地元の声 別府商工会議所

  行政とともに、国際観光船の受け入れに取り組む別府商工会議所。千壽健夫会頭に、クルーズ船寄港に向けた取り組みについてお話を伺いました。
 「船を下りてから、また出航するまで自由時間は正味10 時間。その10時間で、いかに後ろ髪を引かれる思いにさせられるかですね」と意気込む千壽会頭。 
 「船を下りた後の観光ニーズはさまざま。例えば、中国ではキャラクターの『キティちゃん』が人気ですから、そういう方には『ハーモニーランド』をご紹介します。また、自然が見たいとおっしゃる方にはくじゅうから阿蘇もいい。観光ツアーを充実させることは重要ですね」。
 千壽会頭は、こうした大型クルーズ船寄港について、これから先の構想を語ってくださいました。
 「長崎や鹿児島は、国際観光船が年間20〜25隻は寄港する先進県です。まずはそこからノウハウを学び、来年以降はもっと新たな船を呼び込んでいきたいですね。また、クルーズ船ならではの取り組みも考えられます。船で大分に来た後、次の船までの期間を最新医療や温泉で療養していただくというものです。クルーズ船の寄港により、観光の可能性も広がっています」。

 

地元の声 トキハ

  今回の大型クルーズ船の寄港に大きな期待を寄せているのは、トキハデパートです。
 「景気が足踏みを続ける中、購買意欲が高い、海外からのお客さまを迎えられるのはありがたいことです」。営業政策部の酒井祐一さんはそうおっしゃいます。
 トキハでは、クルーズ船の寄港に向けどのような準備をされているのでしょうか。
 「案内板の中国語表記の徹底、元の両替、通訳の配置などといった準備をしています。また、中国からのお客さまは現金の持ち出しに制限がありますので、『銀聯カ
ード』というデビットカードを利用される方が多いんです。昨年9月に端末を導入しましたが、寄港に向けてさらに台数を増やし、スムーズに買い物していただける環境を整えたところです」と酒井さん。
 また、中国人留学生におもてなしについて提案をしてもらい、それを別府店の売り場に生かすことも検討しているそうです。
 「風光明媚なこの街の美しさ、人の温かさにぜひふれてほしいですね。そして、また日本に来たときにはぜひ別府に来ていただきたいと思っています」。酒井さんはそう笑顔で語ってくださいました。

 人物 別府市風景
千壽健夫会頭(左)と酒井祐一さん(右)

スマートフォンを街歩きのパートナーに

「スマートフォン(多機能携帯電話)」で周辺の観光情報を手軽に入手できる、そんな新しいサービスが誕生しました。
 スマートフォンのカメラで周囲を映すと、周辺の観光スポットが瞬時に画面に表示されます。場所や電話番号等の基本情報も表示でき、そのまま電話をかけたり、地図として道案内に利用したりすることも可能。周辺にどんな観光地があるのか、どう行けばいいのか、そんな疑問をその場で解決できるのがメリットです。
 県では、これを外国人観光客にも広く利用してもらおうと考えています。スマートフォンと連動した観光情報のおよそ半数は英語、中国語、韓国語に翻訳されています。外国人観光客にとっては自国語で書かれた情報を得るのは大変ですが、このサービスはその手助けになります。通訳なしでも楽しんで街歩きをするための”パートナー“として、活用が期待されます。
 観光情報のさらなる充実が今後の課題です。県は、別府、由布院を中心に新たに200箇所程度の観光スポット情報を追加していく予定です。
 今後ますます増加が見込まれる外国人客。スマートフォンという世界基準のツールを活用し、安心して観光できる環境づくりを進めています。


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