特集1 災害から生命と財産を守るために |
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自分の子どもが生まれてから、外で遊ぶ子どもの数が気になるようになりました。近くの公園に出かけても、子どもたちの姿を目にすることが少ないのです。「少子化」という言葉は本当だなあ、と感じるのですが、大勢の友達の中で育った私たちと今の子どもたち、どこか違うところがあるのでしょうか。 「最近の子どもは、順調な時はいいけれど、壁にぶつかるととても弱いですね。仲良しグループを作ると、そこからはじき出されないように気を使う。プールの中にグループというボートを浮かべている感じです。ボートの中の密接な人間関係からはじき出されて、プールでおぼれてしまわないように必死なんです」非行やいじめについての相談に応じる、大分っ子フレンドリーサポートセンターの本部サポートセンター長、佐藤さんの話です。 サポートセンターでは佐藤センター長のような少年補導職員や女性警察官が助言や支援を行っています。専門的知識を有する医師や大学教授もアドバイザーとなっており、15年中の相談件数は536件。一回の電話で片づく問題は少なく、解決するまで家庭や学校に出向くなど、継続的なサポートが必要な事例が多いそうです。そして何より、非行問題は、早い時期の対応が必要だと言います。 「家庭や学校、地域の子どもたちについて気になることがあれば、早めに、お気軽に相談してください」佐藤センター長からのメッセージです。気になることがあったら一人で悩まずに、サポートセンターに相談してみてください。温かな助言と確かなサポートが得られると思います。
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