今年2月の鳥インフルエンザ発生の際、県庁の関連ホームページには多数のアクセスがありました。インターネットを利用した緊急時の災害情報提供体制の整備は今後ますます重要なものになると考えられます。
そこで県では、皆さんの安全・安心に関する情報をまとめて提供する「安全・安心のページ」を県庁ホームページ内に開設するとともに、外出時にも情報が得られるよう携帯電話サイトを新設しました。「安全・安心のページ」には自然災害関連の情報のほか、重症急性呼吸器症候群(SARS)などの感染症情報、牛海綿状脳症(BSE)や鳥インフルエンザなど食の安全・安心に関する情報も掲載されています。また、地震や台風などによる被害を防止・軽減するためには十分な備えが必要ですが、そのための情報も「まめ知識」として提供しています。
安全・安心情報をもっと詳しく知りたい場合は「県政出前講座」があります。おおむね20人以上の会合に県職員が出向き、防災対策、安全な住まいづくり、食の安全、犯罪防止対策など県民の生命と財産を守るための幅広い取り組みについて説明し、皆さんと意見交換を行います。
地震や台風などの自然災害は発生を防ぐことはできません。しかし、発生に備えて防災体制を整えることは可能です。県では地域防災計画の見直しや津波浸水予測調査を行い、防災対策を推進しています。今後30年以内に50〜60%の確率で発生するとされる東南海・南海地震や台風などによる被害を最小限に防ぐため、家庭や地域でも防災について話し合ってみましょう。