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地産池消 とよの国の食彩
イカめしの写真
材料(4人分)
ジンドウイカ(小型のヤリイカ)
8匹
モチ米
大さじ4

だし汁
  うすくちしょうゆ
  水
  さとう
  みりん


1/2カップ
2カップ
30g
少々
 カキにイカ、アナゴ、カレイ、ハモなど海の幸が豊富な杵築。その海の幸を使い、イカそのものの味が楽しめる「イカめし」を作ってくれたのは、美濃崎水産加工グループで活躍する真鍋さんです。地元では「ビイカ」と呼ぶ「ジンドウイカ」を使いますが、小型のヤリイカでもいいそうです。
 「モチ米をあまり入れすぎないように。煮詰めるとイカは縮むし、モチ米はふくらむから、あまり詰めすぎると、モチ米が飛び出してしまいますよ」真鍋さんからのアドバイスです。
 イカにはコレステロールを減らす効果のあるタウリンも含まれています。新鮮なイカを丸ごと使ったイカめしで、杵築の海の幸を味わってみませんか。
真鍋ハマ子さんの写真
大分県漁業協同組合女性部長
美濃崎水産加工グループ代表
真鍋ハマ子さん(杵築市)
イカめし
作り方
1. イカの皮をむき、内臓を取る。足もきれいに洗う。
2. モチ米をとぎ、1時間ほど水につけておく。
3. イカの中にモチ米をスプーンで1/2程度入れる。
4. イカの足の付け根の部分を3.に入れ、バラバラにならないうに、口をつまようじで閉じる。
5. だし汁を入れた鍋に、4.を並べて煮立て、約50分煮る。煮立ったあとは、中火にする。時々、鍋を揺すったり煮汁をかけたりして、ゆっくり煮るのがコツ。




県民レポーターによる訪問記 県立農業大学校 〒879-7111 豊後大野市三重町赤嶺2328-1 TEL:0974-22-7581 FAX:0974-22-6387 http://www.agri-ac.pref.oita.jp/
農業・農村の担い手を育てる ―県立農業大学校を紹介します
 大分県農業の担い手を育てるため、実践的教育を行っている県立農業大学校を訪れました。野菜や花きを栽培しているハウスが広がり、農学部・研究部合わせて160名の学生が学ぶ全寮制の農大は、来年度創立40周年を迎えます。
 農業実習以外にも、海外農業体験研修や「流通・販売」を学ぶための販売実習、1人ひとりがテーマを決めて2年間にわたり調査・研究・実習を行う「プロジェクト活動」など、さまざまなカリキュラムがあります。「とよのか」や「さちのか」などのイチゴ品種を育てているハウスでは、自分のプロジェクトのために、イチゴの育成状況を調べている学生の姿もありました。
 「これまでに2,733名の卒業生を送り出しましたが、県外に出ている者は69名で、あとは県内で活躍していますし、2,500名程度は地元で農業に従事していると思います。地元への貢献度はずいぶん高いですよ」農大の安仲校長の言葉です。たとえば、1年生の時に実施する1か月間の先進農家体験研修。農家にホームステイしながら、農業の「いろは」を目で見て、体で感じて、人の心を学びます。この時お世話になった農家に、農繁期などは進んで手伝いに行く学生も多く、地域との交流も盛んなようです。
下田栄進さんの写真
下田 栄進
(県政モニター・豊後大野市緒方町)
実習用ハウスの写真
学生のプロジェクト活動の成果が実る実習用ハウス
 そして、農大が最近力を入れているのが、就農希望者などへの中・長期の研修「多様な担い手育成農業学習実践研修」です。異業種からの転身者や定年退職者、フリーターなど、いろいろな状況の方が就農を目指しています。
 「参加される方は、皆さんとても熱心。実習中に教授が何か説明を始めると、一言も聞き漏らさないように、メモを取る研修生が大勢集まります」就農を希望する方々の真剣な思いが、私にも伝わってきます。
 輸入品に負けない安全で質のよい農畜産物を生産し、地域の農業を盛んにするには、農業の新しい担い手が必要です。そのためには、農業大学校のような教育機関が大切だと強く感じました。
 大分県の農業の未来は農大生の肩にかかっています。農業・農村の担い手を育てる農業大学校に、ぜひ頑張ってほしいものです。
「新時代おおいた」誌上で県の機関を紹介していただく方を募集しています。
詳しくは、広報広聴課 電話:097-536-1111(内線2095)までお問い合わせください。

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