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農業・農村の担い手を育てる ―県立農業大学校を紹介します |
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大分県農業の担い手を育てるため、実践的教育を行っている県立農業大学校を訪れました。野菜や花きを栽培しているハウスが広がり、農学部・研究部合わせて160名の学生が学ぶ全寮制の農大は、来年度創立40周年を迎えます。 農業実習以外にも、海外農業体験研修や「流通・販売」を学ぶための販売実習、1人ひとりがテーマを決めて2年間にわたり調査・研究・実習を行う「プロジェクト活動」など、さまざまなカリキュラムがあります。「とよのか」や「さちのか」などのイチゴ品種を育てているハウスでは、自分のプロジェクトのために、イチゴの育成状況を調べている学生の姿もありました。 「これまでに2,733名の卒業生を送り出しましたが、県外に出ている者は69名で、あとは県内で活躍していますし、2,500名程度は地元で農業に従事していると思います。地元への貢献度はずいぶん高いですよ」農大の安仲校長の言葉です。たとえば、1年生の時に実施する1か月間の先進農家体験研修。農家にホームステイしながら、農業の「いろは」を目で見て、体で感じて、人の心を学びます。この時お世話になった農家に、農繁期などは進んで手伝いに行く学生も多く、地域との交流も盛んなようです。 |
下田 栄進 (県政モニター・豊後大野市緒方町) |
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