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ストップ!地球温暖化。昨年12月に開催された「第1回アジア・太平洋水サミット」では首脳をはじめとする各国のリーダーが集い、水環境問題について活発な議論が交わされました。
 その結果、「別府からのメッセージ」として水の安全確保や水災害防止に向けた提言が全世界に向けて発信されました。
 そして、本年7月に開催される「北海道洞爺湖サミット」でも、環境問題が主要テーマに掲げられています。それは、地球環境がそれほどまでに深刻な状況にある、
ということを意味しています。
 果たして今、地球はどのような状況にあるのでしょうか? 
そして私たちがしなければならないことは− 。

観測の結果▽地球の平均気温は1906〜2005年の100年間で 0.74℃度上昇。
▽20世紀半ば以降の気温上昇は、人間が排出した温室 効果ガスが主な原因とほぼ断定。
将来の予測▽21世紀末には20世紀末に比べ平均気温が1.1〜 6.4℃、海面が18〜59cm高くなると予測。
 ※上昇幅は今後どのような社会を築くかによって異なる(経済成長を重視  した場合に最大で6.4℃、環境対策を重視した場合に最小で1.1℃)
▽1.5〜2.5℃の気温上昇で2〜3割の生物種が絶滅の 危機にさらされる。
▽猛暑や熱波、豪雨の頻度が増える可能性がかなり高い。
今後の展望▽一定のコストをかけて対策に取り組めば、温室効果ガ ス排出量を2030年に現状以下へと削減可能。
▽今後20〜30年間の努力と投資が鍵。
地球温暖化の状況

 国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC*)」の第4次報告書が、昨年11月に公表されました。
  先進国の温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素など)削減目標が掲げられた「京都議定書」。これは、2008年から12年までの地球温暖化対策の国際的な枠組みを定めています。今回示されたIPCCの報告書は、2013年以降の新たな枠組みづくり(ポスト京都議定書)に向けた重要な基礎資料となるものです。
  この報告書をひもとくと、地球温暖化の深刻な状況が見えてきます。
*IPCC:政府間で地球温暖化問題の対策を検討するため国連環境計画と世界気象機関が1988年に共同で設立した会議。
地球温暖化のメカニズム
  そもそも地球温暖化とはどういう仕組みで起こるのでしょうか?
温室効果により地球の気温は生物が生きるのに適した温度に保たれている。しかし、温室効果ガスの濃度が上昇すると、濃度が増えた温室効果ガスがより多く赤外線を吸収し、地球の気温が上昇する。
わたしたちにできること
家庭からの二酸化炭素排出量

 左のグラフは世帯あたりの二酸化炭素(CO2)排出量を用途別に示したものです。照明・家電製品および自動車からの排出量が最も多く、それぞれ約3割を占めています。また、今の時期によく使用する暖房からの排出量も約14%に上ります。
   地球温暖化を防ぐためには、私たちが生活の中で排出しているCO2を少しずつでも減らすことが大切です。未来のために今、できることから始めましょう。
ちょっとした心がけでco2を減らせます。一人一日のco2削減量
暖房の設定温度を22度から20度にすると-96g 買い物の際はマイバッグを利用し、省包装の商品を選ぶと-62g 通勤や買い物の際にバスや鉄道、自転車を利用すると-180g
冷房の設定温度を26度から28度にすると-83g 風呂のお湯を利用して体や頭を洗い、シャワーを使わないと-371g 発進時にふんわりアクセル「eスタート」(最初の5秒で時速20kmが目安)をすると-207g
主電源をこまめに切って待機電力を節約すると-65g 間隔をあけずに入浴すると-86g アイドリングストップをする(5分停止した場合)と-63g
県生活環境企画課 TEL:097-506-3021 http://www.pref.oita.jp/
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