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「ひろがる笑顔」「あふれる元気」「ささえる未来」これはおおいた大会の3つのテーマだよ。障がいのある人もない人も、ともにいきいきと輝く大会を目指しているんだ。まずは「ひろがる笑顔」の現場をレポート。
8月、大分市の九石ドーム(九州石油ドーム)で、国体と大会の開会式で披露される「歓迎演技」の練習が行われたんだ。
国体の歓迎演技の総出演者はなんと1,800人以上。大会ではさらに200人を超える障がい者が加わり、2,000人以上で来県されるみなさんを歓迎することになっているんだ。 |
歓迎演技でダンスに「チャレンジ」する特別支援学校(盲学校、聾学校、養護学校など)の生徒たち。この日は初めて九石ドームでの合同練習に参加したんだ。うまく踊れたかな?
「毎日練習をしているのでダンスは覚えました」と言うのは県立新生養護学校の古澤さん。週5日、20分ずつの練習をずっと積み重ねてきたんだって。「本番で気持ちよく踊れるよう、楽しんでがんばっています」とニッコリ。
出演するみんなは元気な演技と明るい笑顔で全国から集まる人たちをおもてなししようと張り切っているよ。この大会を、笑顔の輪が大分県から全国に広がっていくきっかけにしたいね! |
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地元で開催される全国障害者スポーツ大会。これまで大分県からは一部の競技にしか出場していなかったけれど、おおいた大会ではすべての競技に出場するため、平成17年度から選手の育成・強化に取り組んできたんだ。
聴覚障がい者のバレーボール男子チームも大会に向けて結成されたチームの1つ。社会人と県立聾学校の生徒の合同チームなんだよ。本格的に練習を開始してから、まだ1年しか経っていないんだって。 |
「間近に大会が迫ってきましたが、まだまだ練習が足りません。大会まで、みんなと一緒にもっとがんばりたい」とキャプテンの吉村さん。週に3日の練習日、社会人のメンバーは昼間の仕事を終えて、夜、県内各地から集まってきているんだよ。
聴覚障がい者のバレーボールは目が頼り。視野を広げて周りの選手をよく見ておく必要があるんだ。コミュニケーションが大切なんだね。「みんなと一緒に楽しめるのがバレーボールのいいところ」と吉村さん。ちなみに大会で聴覚障がい者の団体競技はバレーボールだけなんだよ。
どの競技でもそうだけど、大会に向けて選手たちはとってもがんばっているんだ。みんなの応援が選手の力になるから、ぜひ観にきてね! |
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県内の11の社会福祉法人(※)で設立された「チャレンジ!おおいた福祉共同事業協議会」が取り組んでいるのはクッキーづくり。複数の施設が共同で同一商品を製造・販売するこの事業は、全国でも珍しい取り組みとして注目されているんだ。
「これまではばらばらに商品を作っていて、お互いが競争相手だったんです。でも今回は力を合わせて共同で1つの商品を作り、民間企業と競っています。一般市場に通用する商品が作れることが分かり、みんなの自信になりました」と会長の丹羽さん(ウィンド施設長)。 |
この「チャレンジ!クッキー」は競技会場のほか、空港やデパートでは既に販売されているんだ。「国体と大会には県外からたくさんの選手が来られます。そのおみやげに、みんなで力を合わせながらおいしいクッキーを作っています」と胸を張るのはウィンドでクッキーづくりに取り組む半澤さん。
「自分がやれることを自信を持ってやっているときは、キラキラしていますよね。1つの『できるかもしれないこと』を『できること』に変えたという自信は、きっと他のことにもつながっていくと思うんです。障がいのある方にもできることはたくさんあります。それを発信していきたい」と丹羽さん。今回の取り組みは、言うなれば「未来へのチャレンジ」なんだね! |
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※チャレンジ!おおいた福祉共同事業協議会
加盟法人 |
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(社福)アップルミント ペパーミント(大分市) |
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(社福)暁雲福祉会 |
八風園(大分市) |
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ウィンド(大分市) |
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八風・be(大分市) |
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(社福)県南福祉会 |
さつき園 中江(佐伯市) |
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さつき園 小島(佐伯市) |
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(社福)下毛もみじ会 もみじ園(中津市) |
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(社福)庄内厚生館 緑の家(由布市) |
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(社福)翔南会 番匠の里(佐伯市) |
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(社福)太陽の家 太陽の家授産センター(別府市) |
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(社福)農協共済別府リハビリテーションセンター みのり(別府市) |
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(社福)ぴぃたぁパンの家 ぴぃたぁパン(日田市) |
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(社福)みのり村 白萩園(杵築市) |
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(社福)ラポール マルシェ(大分市) |
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50音順で掲載しています。 |
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