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青の洞門/禅海が掘ったと伝えられる旧隧道

印刷用ページを表示する 更新日:1994年11月1日更新

1994年11月 NEO OITA 14号

青の洞門/禅海が掘ったと伝えられる旧隧道

説明

山国川本流に絶壁をなしてそそり立つ競秀峰の岩々。その裾の部分に川の流れに沿うように掘られた一本の隧道。旧本旧耶馬渓町大字曽木字青にあるので、一般に「青の洞門」と呼ばれている。天下の名勝・耶馬溪にあって羅漢寺とともに四季を通じて訪れる人の絶えないところであるが、ここには時の流れを超えて後世に語り継がれる物語がある。「江戸で人をあやめた禅海が、諸国巡礼の途中、この地で鎖渡しの難所に苦しむ人々を見て隧路開さくを決意。風雪にも、嘲笑にも屈することなく、大岩盤に挑むこと30年、ついに洞門を完成させる」。大正8年、菊池寛が小説「恩讐の彼方に」のモチーフにも使った禅僧海の物語である。禅海が掘ったと伝えられる旧隧道。壁面や明り取りの窓にはノミの跡が残っている。

場所

中津市本耶馬渓町

カテゴリー

文化・史跡

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