令和8年4月1日知事定例会見
動画はYouTube「おんせん県おおいた公式」へ
日時:令和8年4月1日(水曜日)13時30分~
場所:第一応接室
記者会見時に配布した資料を掲載します。
豊予海峡ルートにおける道路トンネルの検討結果について
先日の記者会見の際には、海峡部が9,300億円と説明しました。特に大分市の時の調査と比べると事業費が大きく上がっているという報道もいただいています。海峡部のところは、今回の県の調査で9,300億円、大分市の時の調査が4,580億円です。前回ご説明しましたとおり、大分市の調査はシールド工法での検討ですので、穴が一つだけです。今回の調査はナトム工法ですので、本坑に加えて、作業坑や先進導坑も含まれます。
配布した資料では、関連する陸上部を加えると1.5兆円となっております。愛媛県側の陸上部については、現道のメロディーライン(国道197号)では、信号も少なく、ある意味で通行は高規格道路と同じようになっています。そういう意味では、現道を活用した場合は、事業費から落ちてくる可能性もあります。
これからPFIなどの可能性についての検討会等も、県庁の中でやっていきますが、海峡部のトンネルは、ナトム工法では9,300億円、大分市調査のシールド工法でできれば4,580億円となります。まずはこの海峡部の整備をPFIで進めた場合にどのくらい収益性が上がるか、収益性が十分高いということが今のフェリーの状況等見ても考えられますので、そういうところを研究していきます。
限られた時間での説明であったので分かりにくかったと思い、今回、補足をさせていただきました。
里親支援センターの運営開始について
先日の記者会見の際には、海峡部が9,300億円と説明しました。特に大分市の時の調査と比べると事業費が大きく上がっているという報道もいただいています。海峡部のところは、今回の県の調査で9,300億円、大分市の時の調査が4,580億円です。前回ご説明しましたとおり、大分市の調査はシールド工法での検討ですので、穴が一つだけです。今回の調査はナトム工法ですので、本坑に加えて、作業坑や先進導坑も含まれます。
配布した資料では、関連する陸上部を加えると1.5兆円となっております。愛媛県側の陸上部については、現道のメロディーライン(国道197号)では、信号も少なく、ある意味で通行は高規格道路と同じようになっています。そういう意味では、現道を活用した場合は、事業費から落ちてくる可能性もあります。
これからPFIなどの可能性についての検討会等も、県庁の中でやっていきますが、海峡部のトンネルは、ナトム工法では9,300億円、大分市調査のシールド工法でできれば4,580億円となります。まずはこの海峡部の整備をPFIで進めた場合にどのくらい収益性が上がるか、収益性が十分高いということが今のフェリーの状況等見ても考えられますので、そういうところを研究していきます。
限られた時間での説明であったので分かりにくかったと思い、今回、補足をさせていただきました。
配 布 資 料:里親支援センターの運営開始について [PDFファイル/435KB]
里親募集チラシ(NPO法人chieds) [PDFファイル/647KB]
涼しいスポットガイドブック「NATURE COOL OITA」の完成について
以前から、夏は九州・大分、日本も暑いと言われています。台湾に訪問した際、航空会社の方に、「大分の温泉が素晴らしいのは知っているが、やはり夏が暑い。ぜひ他にも魅力を教えてください。私たちも一生懸命アピールしますから」と言われました。台湾-大分便は週に2便飛んでいますが、たくさん乗ってもらわないとやはりビジネスにならないわけです。そこで、「大分は実は涼しいです。九州の中でも一番涼しいです」と伝えました。
そこで今回、それをしっかりまとめてアピールするガイドブックが完成しました。今後、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語、英語と作っていきます。
内容は、東京の方が大分に来ようとするとき、「大分ってこんなに涼しいんだ」と思ってもらえるように、例えば白水の滝ですと都心より5度低いとか、久住高原は7~8度涼しく、飯田高原は日本有数の避暑地である軽井沢や蓼科高原、那須高原に匹敵する涼しさと掲載しています。他にも、城島高原や塚原高原もありますので、おそらく九州の中で一番涼しいのは大分ではないかと。データを調べているわけではないですが、こういう涼しいところがたくさんあります。
また、渓谷では、由布川峡谷とか、川上渓谷も涼しいです。涼しい体験ができるということで、寒の地獄旅館の冷泉は13度から14度です。ほかにも鶴見岳とか霊山森林公園とか、鯛生金山は入ると14度ですので、外が30度あったとしても、中は涼しいです。それから、風連鍾乳洞もあります。
さらに、昼間暑くても夜涼しく過ごせる色々なイベントもありますよということで、花火大会ではべっぷ火の海まつりとか、津久見や大分、三大祇園祭もあります。ななせの火群まつりもこれは結構暑いですが、昼間と比べれば随分涼しくなります。姫島の盆踊りもあります。
「涼しい食べ物もぜひ発信してほしい」という意見があり、こちらもまとめています。それから、コースをいくつか示していまして、例えば、稲積水中鍾乳洞とか、夏もずっと涼しく、色々なところを車で回っていただけるというものです。絶景高原の2日間コースと、歴史とトレンドに触れる2日間コースということで、安心院葡萄酒工房や両子寺、日田の屋形船とかも優雅です。やはり川に出ていくので涼しいですよね。
夏は例年、観光客がインバウンドも含めて減る傾向ですので、こういう涼しいところがありますというのを発信していきます。8年度予算でやると間に合わないので、7年度補正予算で議会の承認を得て作りました。今後、海外での観光セミナーや、観光関係の旅行会社との交流で使用します。色々なところに置いていただき、そして、楽しんでもらえればと思います。
裏表紙の地図で、どこにどのスポットがあるかというのも記載していますので、ぜひ見ていただければと思います。
そうは言っても暑いところもありますので、ハーモニーランドやラクテンチなどの観光地等に対しては、ミストシャワーのように涼しくなる機器の設置に対して支援を行います。補助率2分の1の補助制度を設けており、すでに募集を1度行い、予算額に達しましたが、もう1度募集をするということで、今年の夏に間に合うように準備します。
暑いところはミストシャワーなどで涼しくなっていただき、そして、涼しいところを目指して、夏も大分にお越しいただければありがたいなということであります。
配 布 資 料:涼しいスポットガイドブック「NATURE COOL OITA」 [PDFファイル/2.83MB]
記者質問
豊予海峡ルートにおける道路トンネルの検討結果について
(記者)
豊予海峡の事業費について、もうすでに1.5兆円ということで報道されている。なぜもっと丁寧にきちんとした資料を出さなかったのか。
(知事)
前回の記者会見のときに、事業費の参考を入れた上で、9,300億円という説明をしました。また、陸上部の部分を足すと1.5兆円となるが、メロディーラインも通っているので、本来、整備の必要はないというふうにも考えられますということも説明しています。
(記者)
説明はそうだが、資料を読めば1.5兆円と読み取れる。
また、大分市の時の調査との比較についても、もうちょっと丁寧に書いてあってもよかったと思う。資料にも改善の余地がある。
(知事)
報道を見て、もう少し丁寧に説明する必要があると思い、今日お時間いただきました。前回は資料に陸上部を参考と書いて、海峡部が調査のポイントとして説明し、担当部局からも説明しましたが、報道を拝見して説明が足りなかったなという経緯です。今後はもっと丁寧に発信していきたいと思います。
(記者)
ネット上でも厳しいコメントがあるが受け止めは。
(佐藤知事)
今のフェリーの運航費と利用状況を前提に、シールド工法が本当にできないかも含めて検討しますけど、9,300億円もそんなに大きな数字ではないと私は思っています。ただ額自体をみるとやはり大きな数字ですが、現在行っている中九州横断道路の予算規模が熊本県側4,000億円、大分県側4,000億円で合計8,000億円です。この中九州横断道路の整備が終わってから始めるとすると、無理なく次に移行できる数字ではないかと思っていますし、国が行うとしても大きな数字ではないという感想です。
加えてPFIなどを活用できないかという検討をこれから行います。収益性が非常に高いと思いますので、さらにもう少し検証していきます。
コメントについては、最初に豊予海峡の話をした時はもう本当に、夢みたいな話をしていて本当に大丈夫かという意見が多かったと思います。シンポジウムなどでこれだけの議論をしてきて、増田寛也さんをはじめ、学者や土木関係の皆さんで議論した結果としても、これを提示しています。
また、活断層の上に作って大丈夫かという意見もありますが、過去に調査をおこなった旧日本鉄道建設公団の資料をお借りして、産業技術総合研究所の方に検証してもらった結果、旧日本鉄道建設公団の結論と同様に活断層というのは支障にならないという結論をもらいました。これは、一昨年度の調査ですが、そういう取組を何回も発信はしているのですが、なかなかそれも届いていないなとは感じているところです。
国会の議論では、予算委員会で国土交通大臣が、豊予海峡については、やはり大きな費用がかかるプロジェクトになるので、国民的なコンセンサスが必要になりますと答弁しています。最近も国土交通委員会で議論されています。
そういう意味では、より多くの方々に発信していって、情報をお届けする努力をさらに続ける必要があると思っています。例えば、シンポジウムの結果をまとめたリーフレットをしっかり作って発信しています。増田寛也さんには、シンポジウム以外でも、豊予海峡の話を随分してもらっているのは大変ありがたいなと思っています。
(記者)
豊予海峡のPFI活用について、県庁内で検討会を設けるとあったが、どのようなメンバーで、いつ頃から始めるのか。
事業費がどれぐらいかかるのかというところを示すのは出発点であろうと思う。一方で、トンネル片側1車線の想定について、事故対応等を考慮すると片側2車線にするなど、変えるべきではないか。それに伴い経費も増えるかもしれないが、より現実に近い数字を示すべきではないか。
(佐藤知事)
片道車線で検討していますが、当然そのような場合にも退避ができるようにという対応等はやっていくということになると思います。今回焦点を当てていただきたいのは、海峡部分の9,300億円です。ここのところを、大分市の調査と比べて、山岳工法、ナトム工法で行った場合にどのくらいかかるか、シールド工法だと難しいという専門家の意見もありましたので、事業費がかかるかもしれないが現実的な検討をした結果としてご説明させていただきました。おっしゃる通り、より現実的なものを示して、そしてPFI等も含めて実現性があるのかの検討をしっかり行うことが大事だと考えています。
PFI等の活用についての検討会については、関係する可能性のある企業や研究者、関係自治体などに入っていただくことを検討していますが、今はまだ具体的なメンバーや開始時期は決まっていません。また改めてご説明させていただきたいと思います。
いずれにしても、本年度の事業としてPFIの活用について検討を始めますが、1年かかるか2年かかるかはまだ分かりません。併せて技術的な手法の検討では、今回県が行った試算のやり方を大分市のものと変えていますが、できるだけ精密に、また、工法についても、沈埋工法や上下シールド工法などいろんな工法があるので、そのような技術も検討し、あるいはシールド工法も日に日に進歩していますから、それも合わせて検討していく必要があると思います。それによって事業費が変わると、PFIの場合は何十年で投資した元がとれるか、そしてメンテ費用の負担と配当が可能かどうかという議論になります。
大規模プロジェクトでは、完成後のメンテ費用が負担になるのではないかという議論もあります。当然PFIも公共事業も、メンテ費用も含めて成り立つかどうかという議論をしていきますので、この金額自身がいろんな検討をする上でベースになります。実際にPFIに参加する企業がフォーメーションを組み意思決定する際には、これらの数字が確からしいかというのが勝負になります。今回のポイントはそういった、PFI等の検討するベースとして、ナトム工法でやったときに9,300億円になりましたと示したところです。
(記者)
豊予海峡ルートについて、橋を架ける概算事業費を示す予定はあるか。
(佐藤知事)
橋の方がよいのではという意見も結構あります。1つは、しまなみ海道のように橋、山、海峡部と一体となって観光資源になるのではないかという議論です。それから、何かあった時にトンネルよりはもしかしたら被害が小さいかもしれないという議論もあり得ると思います。従って、調査はさらにもう一度したいと思っています。
一方で、豊予海峡は大きな船、例えば鉄鉱石を運ぶ船やLNG船などがいっぱい通ります。それから、製造したクレーンを船の上に乗せて運ぶ際に、上に接触すると困ります。また、関あじ・関さばの漁場が荒れるのもやはり、なかなか厳しいなというのもあります。さらに、豊予海峡は風が吹きますので、トンネルの場合は影響を受けないのですが、橋の場合は通行止めになります。
そのようなことを考えると、使い勝手の面でもトンネルの方がはるかによいことと、また、海底まで200メートルくらいありますので、橋の方が費用もかかるだろうという大分市で調査した際の試算もありました。
ただ、可能性は排除しないで、橋についてももう一度調査をしてみようと思っています。
今年度の抱負について
(記者)
今年度の抱負について、どのような県政運営を行うか。
(佐藤知事)
「安心・元気・未来創造ビジョン2024」の3年目に当たりますので、これを加速させていきたいと思います。
その中でも、昨年、婚姻件数が6年ぶりに増加に転じました。増加率を全国でみると東京が1位、2位が大分、3位が大阪とのことです。結婚する人が増えると、お子さんの数が増える可能性があると考えています。こども・子育て施策、あるいは子育てをしやすい環境をつくる施策、それから安心してこどもを育てられるという意味では、先ほどの里親施策や児童相談所もそうですが、そういう施策をしっかり取り組んでいくために「こども政策局」を設置しました。
現在、生まれるこどもが年間6,000人を切って、亡くなる方が年間1万6,000人を超えていますので、年間1万人の自然減となっています。大分県の人口は110万人くらいですから、これが続くと110年で大分県民はゼロになります。結婚する方が増えていることは、どこかでこれが反転するかもしれないという明るい兆しではないかと考えています。この兆しを、確かなものにするため、また、いろんな働き方改革や、女性も働きながら、お父さんお母さんがともに子育てもして、活躍できるような社会づくりに向け、「こども政策局」のもと取組を進めていきます。
観光については、先ほどの「NATURE COOL OITA」や、ハーモニーランドのリゾート化などを契機としながら、インバウンドについてもタイガーエアも引き続き運航することになっていますし、さらに大分の魅力を発信できればと思います。昨年の万博や宇佐神宮御鎮座1300年、おおいたハローキティ空港など、世界に発信できたと思いますので、そういう取組を続けていきたいと思います。
それから喫緊の課題として、物価と賃金の好循環については世界情勢の様子を見ながら対策が必要になってくる可能性があります。とりあえずは相談窓口を商工関係と農林水関係で2つ準備しています。国も政策金融公庫等の動きがあります。鎮静化を期待していますが、しっかり備えをして物価と賃金の好循環を作り、産業立地や、農業の高収益化等を進めていきたいと思います。
話すときりがないのですが、教育については、夜間中学が令和8年4月に開校します、それから遠隔教育が4校から8校になり、これから3年かけて大分市内以外の全部の普通科に広がります。何より未来を支える教育をしっかりしていきたいです。
(記者)
任期が残り1年だがどんな年にしたいか。
(佐藤知事)
今お話しした取組は、10年計画の「安心・元気・未来創造ビジョン」の3年目ということでの内容でした。もちろん任期がありますので、任期内で仕上げなければならないこともありますが、あまりそこに捉われずに中間年の5年目には中間見直しの予定もありますが、それに向けて、順調に進むように舵取りをしていきたいと思っています。
佐賀関の復旧復興について
(記者)
佐賀関の復旧復興に向けていかがか。
(佐藤知事)
大分市が復興計画を今年の夏くらいまでかけて作ると思います。その中に、県、九州地方整備局も入っていますので、できるだけ住民の皆さんの希望に沿ったものになるようにという取組を、大分県としてもやっていくということです。それから「関ばっくす」とか、釣具の八潮工業の技術を伝承して大分県漁業協同組合佐賀関支店内に作業場を作るのですが、その支援を皆さんから県にいただいた寄附金を活用して支援します。
あとは復興のための道路とか水路を、県と市で費用を分担しながら、6ヘクタールのうちおそらく3ヘクタールか4ヘクタールくらいが住宅だと思いますが、その道の整備等を県と市でやっていかないといけません。
まずは復興計画に対して、県もしっかり取組をしていきます。
佐賀関の復旧復興について
(記者)
里親支援センターについて、今後、大分市以外のエリアを網羅する予定があるか。
(佐藤知事)
普及啓発やトレーニング、研修は全県を里親支援センターで行います。マッチングや養育支援、自立支援はやはりちょっと難しい業務なので、大分市内以外は児童相談所が直接行います。
里親支援センターの業務が慣れてきて、児童相談所が行う業務も含めてお願いできるところがあれば検討します。また、今回の選定にあたって公募をしましたが、手が挙がったのは、chiedsだけでした。他にも手を挙げられる団体等が出てくれば拡大もありえますが、今年はこの役割分担でということになると思います。
里親支援センターについて
(記者)
里親支援センターについて、今後、大分市以外のエリアを網羅する予定があるか。
(佐藤知事)
普及啓発やトレーニング、研修は全県を里親支援センターで行います。マッチングや養育支援、自立支援はやはりちょっと難しい業務なので、大分市内以外は児童相談所が直接行います。
里親支援センターの業務が慣れてきて、児童相談所が行う業務も含めてお願いできるところがあれば検討します。また、今回の選定にあたって公募をしましたが、手が挙がったのは、chiedsだけでした。他にも手を挙げられる団体等が出てくれば拡大もありえますが、今年はこの役割分担でということになると思います。
空飛ぶクルマについて
(記者)
空飛ぶクルマに関して、政府が商用運航を2027年から2028年にも実現というロードマップの改定が行われたがその受け止めは。
(佐藤知事)
政府も本腰でやってきたなと思います。それに歩調を合わせて、大分県としましてもスカイドライブとJR九州と県で協定を結びました。2028年度頃にまずは別府湾で遊覧飛行を始めます。その後は別府市と由布市の間を空飛ぶタクシーで結ぶという構想も示しています。事業主体はどうなるかわかりませんが、JR九州も入っていますから、しっかり検討していただけると思います。
それに合わせて、いろいろな規制や制度の整備が必要です。離着陸場の整備は必要になると思います。降りる場所の調査については新年度予算で確保しています。必要なことを進めていくということで、政府の発表に示されたスケジュールに遅れないようにではなく、先行してやるくらいの勢いで準備ができているのではないかと考えています。
九州横断新幹線について
(記者)
弊社の関係で恐縮だが、九州経済連合会の池辺会長と、知事からもお話のあった増田元総務相、そして九州市長会の大西熊本市長の座談会を企画し、記事にさせてもらった。九州横断新幹線に関して、大西市長がクロスポイントになるので歓迎すべきことであるとか、ネットワーク強化という意味では大きな効果があるというような前向きな発言をされていたが、これに関して知事の受け止めは。
(佐藤知事)
大分を通る基本計画路線は、福岡から大分、宮崎を通って鹿児島に至る東九州新幹線、大阪から四国を通って大分に至る四国新幹線、それから、大分と熊本を繋ぐ、九州横断新幹線と3本あります。そのうち東九州新幹線、四国新幹線は、それぞれの期成会があり、今までいろんな検討や試算が行われてきているのですけど、九州横断新幹線はあまり議論がされていなかったと思います。ただ、東西のニーズが高まっているのは紛れもない事実であり、それが中九州横断道路で、今、120キロを通す工事が進んでおり、宮河内と犬飼が繋がると大分側は出来上がります。
新幹線については、九州横断新幹線は基本計画路線にありますので、いろんな議論がされるというのは、大いにあり得るテーマではないかと思います。大西市長からやりましょうというお話は受けていませんが、どういうルートかとういう議論があります。最終的には国が線を引いて、地元の方と意見交換をしながら決定するということになると思います。九州横断新幹線は今まで議論していませんから、検討の余地がないということではないのだろうと思います。
大分県は、令和8年1月の全国総決起大会でも、基本計画路線を整備計画路線に格上げしてくださいと言ってきています。
ただ一方で、以前にお話ししたケーススタディについては、具体的にどこからどこまでというのを決めるものかもしれません。ケーススタディは国の事業ですので、それに大分県や宮崎県が入る仕組みになると思います。その時に、どこからどのように結びますかという議論になってくると思いますので、そういうことに対する対応というのもしっかりしていかないといけません。そういう意味では、九州横断新幹線の方は、今までの東九州新幹線や四国新幹線に比べると、後に置いていかれているという印象を持っています。
(記者)
知事は推進していくべきという考えか。
(佐藤知事)
本来、すべての基本路線はもともと計画で作られていたので、しっかり作ってもらいたいと思います。
ただ、やはり1路線を作るにも相当な財政負担がかかること、それぞれについてB/Cが今までも問題になってきています。利用者がどのくらいいるかという議論をしないで、着工に入ることはありえないので、まずそれぞれでアセスメントをする必要があると思います。ただ、東西のニーズが高まっているのは確かではないかと思います。TSMCの関係もありますので、半導体を中心とした産業群というのが熊本から大分そして四国の方にかけて広がってくるという、東西軸も間違いないと思います。





