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令和7年7月8日 大分県農業協同組合トマト部会は、竹田市荻町でトマト栽培を開始して今年で60 周年を迎え、また、令和 6 年度には販売額が初めて10億円を突破したことを記念し、最盛期を迎えた新鮮なトマトを贈呈するため、関係者が県庁を訪れ、知事を表敬しました。 大分県農業協同組合トマト部会長の菊池一朗さんは、「竹田市荻町は標高が400~600mあり、寒暖差を生かしたトマト栽培に早くから取り組み、現在では西日本で生産量が第2位という有数の産地です。平成17年にJAさわやか(由布市)と合併して今の体制になってから、昨年度は販売額が10億円を達成しました。イオン九州と提携し、大分のオリジナル商品『赤採りトマト』の栽培に注力することで、他の産地との差別化も図っています。また、県の支援により、トマト学校やファーマーズスクール等で新規就農者の育成も進み、農業後継者の数は県下でもトップクラスの地域です。県民の皆さんに、大分に美味しいトマトがあることを知ってもらいたいです」と、トマト生産の概況や後継者の育成状況などを話しました。 佐藤知事はトマトを試食の後、「みずみずしく、さわやかな酸味で美味しいですね。皆さんのご尽力でここまで産業が成長し、若い後継者も育っているとのことですので、今後さらに成長していってほしいです」と、今後の農業振興に期待感を表しました。
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