ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 教育委員会 > 教育庁各課・所 > 学校安全・安心支援課 > 令和元年10月25日に「不登校児童生徒への支援の在り方について」が通知されました!

令和元年10月25日に「不登校児童生徒への支援の在り方について」が通知されました!

印刷用ページを表示する掲載日:2019年11月8日更新

令和元年10月25日に「不登校児童生徒への支援の在り方について」が文部科学省から通知されました!

 令和元年10月25日に文部科学省初等中等教育局長から「不登校児童生徒への支援の在り方について」が全国の都道府県教育委員会教育長及び各指定都市教育委員会教育長、各都道府県知事等に通知されました。

 本通知は、これまで文部科学省から通知されていた「登校拒否問題への対応について」(平成4年9月24日付け文部省初等中等教育局長通知)、「不登校への対応の在り方について」(平成15年5月16日付け文部科学省初等中等教育局長通知)、「不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について」(平成17年7月6日付け文部科学省初等中等教育局長通知)及び「不登校児童生徒への支援の在り方について」(平成28年9月14日付け文部科学省初等中等教育局長通知)にかわるもので、これまでの通知は本通知をもって全て廃止されます。

 本通知における不登校児童生徒への支援に対する基本的な考え方は以下のようになっています。

「不登校児童生徒への支援は、『学校に登校する』という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要があること。また、児童生徒によっては、不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で、学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。」とあります。

 教育支援センターガイドラインから「学校復帰」の文言が削除されました。

 本通知に添付されている別添(4)の教育支援センターガイドラインの中の教育支援センター設置の目的の中から「学校復帰」という文言が削除され、「社会的自立」に置き換わりました。このことは、本通知の基となっている教育機会確保法やその基本方針に沿ったものとなっています。

 これにより、各教育支援センターも「学校復帰」のみを目指すのではなく、「学校復帰」も含めた「社会的自立」を目指す必要があるということが規定されました。

 民間団体等との連携の強化やICTや夜間中学を活用した取組がますます重視されています。

 本通知には、学校ももちろん魅力あるものにしていく必要があるということも書かれております。それとともに、学校以外の場における多様な教育機会の確保が都道府県や市町村教育委員会に求められています。その際、多様な教育機会を提供しているフリースクール等の民間団体との連携の強化が求められています。さらには、ICTを活用した家庭学習支援や夜間中学の活用等も進めることが規定されています。

 

 「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」(教育機会確保法)の周知を!

 本通知は、先般施行された「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」とその基本指針の趣旨に基づき出されております。今後の不登校児童生徒への支援の在り方については、本通知に基づき、個々の児童生徒及び保護者の状況に応じた支援等を行うよう努める必要があります。

 ◆「不登校児童生徒への支援の在り方について→文部科学省のページが開きます。

 ◆「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日文部科学省初等中等教育局長) [PDFファイル/1.89MB]
 ◆新旧対照表(平成28年9月14日付け文部科学省初等中等教育局長通知) [PDFファイル/124KB]

  

「不登校児童生徒への支援に関する最終報告~一人一人の多様な課題に対応した切れ目のない組織的な支援の推進~」が取りまとめられました

 文部科学省の「不登校に関する調査研究協力者会議」において、平成28年7月に「不登校児童生徒への支援に関する最終報告~一人一人の多様な課題に対応した切れ目のない組織的な支援の推進~」が取りまとめられました。

 この最終報告書は、全ての子どもたちが自己の能力を発揮でき、楽しく通える学びの場であるべき学校において、不登校児童生徒数が依然として高水準で推移している現状と課題を検証し、不登校児童生徒の支援に対する改善方策について検討されたものです。

大分県教育委員会では本報告書について、大分県内の公立全小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校に対して送付するとともに、不登校児童生徒に対する切れ目のない組織的な支援について、これまで以上に徹底していただくようお願いしております。その際、大分県教育委員会が平成30年3月に策定した「いじめ対策・不登校児童生徒支援ガイド」についても、ぜひ参考にしていただくよう併せてお願いします。

「不登校児童生徒への支援に関する最終報告の概要

不登校自動生徒への支援に関する最終報告の概要の画像1
不登校自動生徒への支援に関する最終報告の概要の画像2
不登校自動生徒への支援に関する最終報告の概要の画像3
不登校自動生徒への支援に関する最終報告の概要の画像4

「不登校児童生徒への支援に関する最終報告」

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)