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パパの育児って十人十色

印刷ページの表示 ページ番号:0000006985 更新日:2010年3月1日更新
 よそのお父さんがどんな育児をしているか、気になりませんか?お父さんの個性や環境などによって育児との関わり方は人それぞれのようですが、今回、育児に対する「こだわり」や「責任感」にあふれるお父さんに育児に対する思いを聞いてみました。
 「仕事が忙しいので、育児をする時間なんてないよ。」というあなた。仕事もそうであるように時間はつくるものです。育児をする時間を自分からつくりましょう。

「兄の思い、妹の思い」 (大分市 Kさん 31歳)

 私は長男、長女の2児の父親です。もし、みなさんが私のような2児の父親だとして、2人を連れ、ソフトクリームを2つ買ったとします。最初にでjきたソフトクリームを上の長男に渡しますか?それとも下の長女に渡しますか?
 私は、先に上の長男に渡します。長男には「妹に先にあげなさい」などと言いません。それは、いつか長男が自分の判断で「僕は後でいいから先に食べていいよ」という言葉が出るように育てていこうと思うからです。妹もそんな兄の姿を見て、尊敬してくれるのではないでしょうか。そんな完成を育てることも、育児の大事なポイントだと思います。

「生きているだけで丸儲け」 (大分市 Kさん 31歳)

 私が独身の頃、某お笑いタレントさんが子どもに「いまる」という名前を付けました。「生きているだけで丸儲け」という思いから…といった記事を雑誌か何かで読みました。当時の私は「子どもの一生のことなのにふざけてる」と軽く憤慨したのを覚えています。
 しかし、自分に娘が生まれ、ひとりの父親となってみるとその時のタレントさんの気持ちがよく分かります。
 私自身「仕事」理由に、子育てに積極的に参加している方ではないと思います。自慢できるようなことも何一つありませんが、子どもと接するときは「生きていてくれてありがとう」という感謝の気持ちと、「将来、この子が苦労しないように」と考えながら試行錯誤しています。
 「生きててよかった」と、毎日寝顔に『チュー』ってやってます。私は子どもに多くのことは望んでいません。明るく健康で私たちよりも長生きしてくれれば十分です。でも、「いまる」はちょっと…。

「オムツしてみれば?」 (別府市 Oさん 31歳)

 私は娘が5ヶ月になるまで頑なにしなかった事があります。「オムツ替え」です。それは、面倒で手が汚れるなどの理由ではなく、「おむつ替えは妻がするもの」と単純に思っていたからです。
 しかし、ある日妻の入浴中に、うんちをして泣いている子どもにオロオロしていると、怪訝そうな妻からたった一言。「あんたもオムツをしてみれば?」
 それからの私は、おむつ替えはもちろん、うんちの状態で健康状態がわかるようになりました。今なら言えます。「自分の愛する娘のものは何でもいとおしい。愛はすべてを乗り越える。」

「大人の男へ育つ過程」 (大分市 Yさん 38歳)

 私の父は、子どもと一緒に遊んだりするようなタイプではなく、育児にあまり協力的ではありませんでしたが、私にもし子どもができたら、積極的に育児をして、子どもといつも向かい合おうと思っていました。
 そして待望の長男誕生。私はすぐに長期休暇を取り、育児に励みました。沐浴はいつも私の担当で、その腕前は友人に指導に行くほどでした。
 現在、中学生になる息子とは毎日話します。好きな女の子の話や趣味の話、社会的なことへの関心まで。手の中に収まってしまうような小さかった息子が、着実に大人の男へと育っていく過程を見る。これこそが、男の子育ての醍醐味ではないでしょうか。

「育児も家事もデキる男は仕事もデキる」 (別府市 Yさん 32歳)

 私はこれからの会社には、仕事と家庭が両立できる勤務体系や子育て中の休暇制度等を整備しなければ、いい人材が残らないと考えています。
 私の家庭は共働きなので、長男の誕生後、妻が仕事の時は育児や家事を自然にやるようになりました。ちょっとした時間に育児や家事をするだけでも妻が喜んでくれ、そうするうちに仕事でお客さんから喜ばれることも増えていきました。
 「育児も家事もできる人は仕事でも優秀だ」ということに早く気づくことが、会社の業績を高めることの一つではないかと思っています。

「親も子どもと共に成長」 (大分市 Kさん 37歳)

 幼い頃、私の父は病気で他界し、私は父親というものを知らずに成長しました。そんな私が1児の父となりました。私なりに「父親とはどうあるべきか」 「父親としてどのように子どもと接していくべきか」を考え、自問自答しながら子育てをしてきました。最初の頃は不安で仕方ありませんでしたが、そんな私の心の内をしらないわが子はいつも無邪気に私に笑いかけてくれました。
 そして、私はいつしか、「自分に恥じることのない人生を送る姿をわが子に見せること」が親の努めではないかと思い始めました。わが子には「常識」よりも「良識」を教えています。私も子どもからたくさんのことを学んでいます。「親も子も共に成長する」。これが私の子育てです。