大分県庁のホームページへ 「新時代おおいた」のバックナンバー

おおいたの人権くん
 おむつを着けて気づいたこと
 ある人権研修会でのことです。
  受付で資料といっしょに紙おむつを渡されました。
  研修会開始早々、講師から「では皆さん、紙おむつを着けてください。今日は、紙おむつを着けて研修を受けていただきます」と指示されました。
  体験研修だとわかっていても自尊心は傷つき、ごわごわもこもこの「おむつ」を1時間も着けているともう不快感でいらいらはつのるばかり。
  一日中おむつを着け、他の人に着け替えてもらっているお年寄りは、どんな気持ちで日々を暮らしているのだろうと考えました。
  高齢になっても、また身体が不自由であればあるほど、自分の気持ちや意思を大切に聴き取ってほしい。おむつを着けることになっても、自分らしく生きるかたちをいっしょに考え支えてくれる人がいてくれたら…。そんなことに気づいた研修会でした。





飯田高原の写真
風の四季 ●俳句でつづる大分の四季● 九重町飯田高原 高原の昼のかなかな鳴くばかり 武田 花汀
 四季折々の美しい自然の姿で人々を迎えてくれる飯田高原。川端康成の「雪月花時最思友」の碑もある。丘陵にはクヌギやカシワの疎林があり、蝉たちも短い時を謳歌する。

たけいしかてい

昭和4年大分県玖珠町生「蕗」所属 合同句集『玖珠』
窓にきて風花そっけなく外るる
  「風の四季 俳句でつづる大分の風景」は 倉田紘文 ( くらたこうぶん ) 氏の選句により、県内市町村の景勝地とその地を詠んだ俳句を合わせて編集したものです。県内の図書館などでご覧いただけます。





上海風だより 〜経済発展の著しい近未来都市・上海〜
 「高層ビル群や大きな建物ばかりで、ホテルの何十階も上の自分の部屋から(上海の市街地を)見て、あまりの景色のすばらしさに絶句しました」“大分上海青少年交流訪問団”の一員として上海を訪れた中学生のレポートです。上海の学生との交流や時速430キロで走るリニアなどを体験し、「日ごろ味わうことのない喜びや感動、驚きなどを感じて本当に幸せだなと思います。このような体験を生かしてもっと海外へ興味を持ち、その文化に触れたい」と思ったそうです。現地の方との交流に加え、林立する高層ビルに象徴される上海の経済発展が心に残ったようですね。

集合写真
上海の学生と訪問団との交流

  大分には10年以上前から上海に進出している企業があります。上海で200人以上の従業員を抱える縫製工場「上海大南服飾有限公司」を経営する株式会社ダイナンです。但馬克介社長は「90年代に入りバブルがはじけた後、会社の経営を考え上海に工場をつくりました。言葉の壁があっても人まかせにせず、ややこしい手続きや運営を自分でやったこと、ITを活用してリアルタイムで情報伝達できるようにしたことが成功につながりました。上海には勤勉な若者がたくさんいますよ。めまぐるしいスピードで発展する上海を支えているのは、この勤勉さでしょう」と語ります。
 “大分上海青少年交流訪問団”は夏休みや冬休みを利用して上海を訪れ、交流活動を行います。冬休みを利用した訪問団の参加者募集は県庁ホームページ上などでお知らせする予定です。9月15日(木)から大分〜上海線国際定期便はダイヤどおり月・木の週2便の運航となります。若いエネルギーにあふれ、経済発展著しい上海をあなたも訪れてみませんか。
(問)観光・地域振興局国際交流班  TEL 097-536-1111(内線2128〜2133)
   総合交通対策局          TEL 097-536-1111(内線2154・2155)



【 戻る 】

大分県庁のホームページへ 「新時代おおいた」のバックナンバー