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おおいたの人権くん
 対立も悪くない
  いつも、みんなと仲良くしなければ。
 いら立ったり怒ったりしてはダメ。 
 そう言い聞かせて日常生活を送っている私たちは、「対立」という言葉にいいイメージを持つことができません。
 しかし、人は、価値観や考え方、言葉の使い方など、みんなそれぞれ違います。違いがあれば、対立は必ず生まれるもの。
 対立することで私たちは、自分をふりかえり他者との違いに気付きます。
 また、対立の場面で起こる怒りなどの強い感情を、自分で認め、受け入れることは、人が生きていく上で大切なことでもあります。
 対立を激化させないため、また、よりよい解決を導くためには、対立を避けようと我慢したり、しらんぷりしたりするよりも、生まれた対立の芽に気付き、向き合うことが大切です。
 時には「対立も悪くない」と前向きにとらえ、対立の扱い方を考えてみませんか。
 そのチャレンジは、きっと新しい出会いや相互理解につながるはずです。




修正鬼会の写真
風の四季 ●俳句でつづる大分の四季● 国東町修正鬼会 水垢離の臍に天地の水やわし 河野 輝暉
 修正鬼会(しゅじょうおにえ)は六郷満山(ろくごうまんざん)の開祖と伝えられる仁聞菩薩が、五穀豊穣(ごこくほうじょう)・無病息災の願いをかけて大法要を行ったのが始まり。「水垢離」は神仏に祈るとき、水を浴びて身を清めること。

こうのてるあき

昭和15大分県国東町生。「石」「俳句人」所属。句集『春雷』『花午睡』ほか。
久濶の顔拾いあう浜や秋
  「風の四季 俳句でつづる大分の風景」は 倉田紘文 ( くらたこうぶん ) 氏の選句により、県内市町村の景勝地とその地を詠んだ俳句を合わせて編集したものです。県内の図書館などでご覧いただけます。





地域の風だより 幸福をもたらす鬼―六郷満山の修正鬼会う
 「鬼を追い払う」のではなく、「鬼に姿を変えた祖先や仏様を出迎える」という考え方で行われる国指定重要無形民俗文化財「修正鬼会」。僧侶の読経や舞の後、幸福をもたらす鬼がたいまつを振り回しながら、五穀豊穣や無病息災を祈願する国東半島独特の火祭りです。今年は旧正月5日と7日に当たる2月2日と4日に、国東町の成仏寺と豊後高田市の天念寺で行われます。
 成仏寺の鬼会では、災払鬼、荒鬼、鎮鬼が登場し、たいまつやおのを振り回しながら、秘事をして参加者を加持した後、境内を出て家々を回ります。行事は午後6時ごろから始まり、次の日の朝の5時近くまで続きます。見どころは午後8時ごろからです。

  天念寺の鬼会では、災払鬼の赤鬼と鎮鬼の黒鬼が登場します。火のついたたいまつを振り回しながら、見物客の背中や肩をたたいて回りますが、これが無病息災につながるとあって人々はすすんで鬼の前に出ていきます。午後8時ごろから午前0時近くまで続きますが、見どころはやはり午後8時ごろからです。
 寒いので防寒着が必要です。また、煙や火の粉が飛び交いますので、汚れてもよい服装でお越しください。

成仏寺修正鬼会 2月2日(木)午後6時〜午前5時ごろ
 (問)国東町商工観光課 TEL 0978-72-1111

天念寺修正鬼会 2月4日(土)午後3時〜午前0時ごろ
 (問)豊後高田市商工観光課 TEL 0978-22-3100

国東町成仏寺
豊後高田市天念寺
修正鬼会の様子の写真
天念寺の修正鬼会
 


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