|
読書を通じて人生を豊かなものに―県立図書館を紹介します |
|||||
昨年度1年間の個人貸出が88万冊あまりで全国第8位。県立図書館は、県民の皆さんにずいぶん親しまれているようです。 「図書館での貸し出し以外に、県内の公立図書館などを通して、県立図書館の本を貸し出す『協力貸出』もあります。昨年の貸出冊数は14,735冊。市町村の図書館にない蔵書を貸し出して、地域の図書館活動の支援を行っているわけです」県立図書館の方の説明です。私も由布市立挾間図書館を通して、県立図書館の本を借りたことがありました。公立図書館が連携しての協力貸出は、大変便利な制度だと思います。 ユニークな貸出制度があるのは「子ども夢ライブラリー」です。子ども向けの新刊書の約8割を購入して1年間「子ども夢ライブラリー」で展示しているそうです。一般の方へは、購入から1年たたないと貸し出しできませんが、図書館・公民館図書室や学校図書館などへは、購入後6カ月で団体貸出ができます。 |
吉岡 直子 (県政モニター・由布市挾間町) |
||||
1カ月分をまとめて借りる団体もあるそうで、本が好きな子どももきっと増えると思います。このほか、県立図書館が推薦する乳幼児向けの児童書200冊を夢ライブラリーで展示したり、そのリストを冊子にして配ったり、「おはなしのへや」で読み聞かせを行ったりと、子どもたちが本に親しめるように、いろいろな試みを行っていました。 ほかにも、県立図書館では、もっとたくさんの人にいろんな目的で利用してもらおうと、さまざまな取り組みを行っています。貸出中の本はインターネットで予約できます。皆さんが「こんなことを知りたいな」と思ったときに、資料や情報集めのお手伝いをするレファレンス(調査相談)の利用もできます。 読書は私たちの世界を広げてくれます。心を豊かにしてくれます。今回の訪問で、市町村図書館の支援をしたり、小さなお子さんに本に慣れ親しんでもらったり、調べものの手助けをしたりと、県立図書館が多岐にわたって私たちの活動をサポートしていることがわかりました。皆さんもぜひ県立図書館を利用してみてください。 |
|||||
|
|||||
「新時代おおいた」誌上で県の機関を紹介していただく方を募集しています。 詳しくは、広報広聴課 電話:097-536-1111(内線2095)までお問い合わせください。 |