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知事通信「『経済産業省 パートナーシップ構築大賞』受賞に係る知事表敬について」

印刷ページの表示 ページ番号:0002240738 更新日:2024年4月23日更新

令和6年4月22日

 経済産業省が表彰する『パートナーシップ構築大賞』において、くにみ農産加工有限会社(国東市)が「中小企業特別賞」を受賞したことに伴い、関係者が県庁を訪れ、知事を表敬しました。

 パートナーシップ構築大賞は、ビジネス環境が複雑化する中、グリーンやデジタルなどサプライチェーン全体に関わる課題の解決に向けた投資等を効果的に行うには、パートナー企業との連携が不可欠となっていることから、サプライチェーン全体での共存共栄を目指すパートナーシップ構築宣言の更なる拡大や、サプライチェーン全体での協力拡大の機運醸成を目的に、令和 4 年度に新設されました。今回の受賞は、西日本エリア(本店所在地)からは初めてとなります。

 くにみ農産加工有限会社 代表取締役の吉丸栄市さんは、「弊社は、契約する国東地区の農家約120軒の生産工程を一括して管理する『バジル栽培管理システム(KUNIMIX CLOUD)』を開発しました。今後、輸出を見据えた食品づくりを考えたとき、国際的な第三者認証の取得は必須となってきます。米国食品医薬品局(FDA)は令和8年以降、食品の安全確保を図るため、食品の情報管理(トレーサビリティ)に関する法の施行を決定しており、日本から米国に輸出する食品についても、一次生産者の収穫・生産管理が必要となってきます。弊社はこのシステムを生かし、国東の農業が国際的な競争力を有する産業として成長することはもとより、小規模経営の農家や女性・高齢者もやりがいを持って働ける環境を整えることを目指しています」と、地域農業の振興への意欲を語りました。国東市長の松井督治さんは、「農業は国東市の基幹産業であり、今回の受賞を誠に喜ばしく思います。多くの方が協力し、このシステムを利用しながら利益を上げているのは素晴らしい事です。『儲かる農業・持続可能な農業』を実現するには、地域の方の協力が不可欠ですので、今後ともよろしくお願いしたいと思います」と、システムを活用した今後の農業振興に期待の言葉を述べました。

 佐藤知事は、「この度の受賞おめでとうございます。農業の新しい在り方を示していただきました。IT技術を生かして良いものを作っていただき、グローバルレベルでのニーズに応えていって欲しいと思います。これからのご発展に期待しています」と、地域全体での今後の継続した取組に期待感を表わしました。

 もにたーせつめい しゅうごうしゃしん