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令和7年8月20日 県内の地域医療への貢献を志し、今年度大分大学医学部地域枠及び自治医科大学に入学した医学生(16名)が、県主催の地域医療研修会に参加するにあたり、県庁を訪れ、知事を表敬しました。 地域医療研修会は平成17年に始まり、へき地診療所やへき地医療拠点病院などでの実地研修を通じて、県内の地域医療の現状への理解を深めることを目的としています。今年は、8月20日(水)~22日(金)の3日間の日程で行われます。 研修会に参加した大分大学医学部地域枠1年生の赤木愛香(あいか)さんは、「今回の地域医療研修会で、へき地医療の現場や地域包括ケアの実相を肌で感じ、地域医療の課題を自分事として捉える機会にしたいです。将来、私を育ててくれた大分に貢献できる医師になるための一歩として、今回の研修に全力で臨みたいです」と、研修会への意欲を語りました。自治医科大学1年生の良子(りょうこ)大地さんは、「入学して座学ばかりの中で、このような貴重な実習の機会を大切にしていきたいと思います。自治医科大学の掲げる理念『医療の谷間に灯をともす』にならい、へき地の現状に触れる有意義な3日間にしたいです」と、へき地医療への関心を示しました。 佐藤知事は、「高齢化が進み医療のニーズは高まる一方で、支える人材は不足しており、地域医療は大変厳しい状況にあります。地域医療の実態をよく見ていただき、やりがいをもって働ける部分を感じ取っていただきたいです。また、今回知り合った学外の方々とのつながりを大切にし、今後の日本の医療を支えていただきたいです」と、激励しました。
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