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知事通信「地球低軌道環境観測衛星『てんこう2』打上げに係る知事表敬について」

印刷ページの表示 ページ番号:0002277348 更新日:2025年10月14日更新

令和7年10月8日

 県内企業2社が開発に参画した地球低軌道環境観測衛星「てんこう2」が、10月21日に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げ予定のH3ロケット7号機に搭載されることを受け、関係者が県庁を訪れ、知事を表敬しました。

 「てんこう2」は、2018年に打ち上げられ、NASA等の地球・宇宙観測ミッションに使用された「てんこう」の後継機です。地球から高度500キロメートルの宇宙空間で、放射線量の観測、デバイスの変化(劣化)測定、地球の静止画写真撮影・画像送信などのミッションを担います。

 衛星制御システムに使用される基板の開発・製造を担当した株式会社デンケン(由布市)の代表取締役社長 石井源太さんは、「前回の『てんこう』と比べて、小型化されながらも高機能なものになっています。宇宙の厳しい環境の中でもしっかりとミッションを果たしてくれることを期待しています。地方の企業でも高い技術力があれば、このような挑戦ができることをうれしく思いますし、地元の学生さんをはじめ皆さんに科学技術に興味をもってもらえるような取組になればと思います」と、プロジェクトへの思いを語りました。

 また、衛星の外装に使用される炭素繊維強化プラスチック(CFRP板成形)の製造を担当した株式会社江藤製作所(大分市)の代表取締役会長 神品(こうじな)誠治さんは、「世界でもあまりないような経験になると思うので、結果を楽しみにしています」と、期待を寄せました。

 佐藤知事は、「打ち上げが成功し、ミッションを完遂されることを願っています。県内企業2社が最先端の研究に参画したことを誇らしく思いますし、今後さらに技術を磨いて、宇宙・ハイテク産業を支える存在として活躍されることを期待しています」と激励しました。

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