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令和7年12月8日 株式会社サンリオエンターテイメント(本社:東京都多摩市)が、企業版ふるさと納税による寄附金の贈呈と、サンリオキャラクターパーク ハーモニーランド(日出町)のリゾート化に向けた立地表明を行うため、関係者が県庁を訪れました。 寄附金贈呈式で、株式会社サンリオエンターテイメント 代表取締役社長の小巻亜矢さんは、「このたび、大分県に企業版ふるさと納税をさせていただく運びとなりました。佐賀関の大規模火災への対応にも、一部お使いいただければと存じます。これからも末永くどうぞよろしくお願い致します」と述べ、佐藤知事に目録を贈呈しました。 佐藤知事は、「3年間で総額6000万円の寄附をいただき、心より感謝申し上げます。文化・スポーツ等を通じた青少年の健全育成や地域の活性化、佐賀関の復興等に有効に役立てたいと考えています」と、謝辞を述べました。
続いて、立地表明式で小巻さんは、「ハーモニーランドは来年35周年を迎えます。このたびサンリオグループで初のリゾート化の取組となる、ハーモニーランドのリゾート化の基本構想がまとまりました。何よりも大分県とのご縁を大切に、また最大限に生かすことを前提に、大分の自然や食文化、豊富な観光資源、大分国際車いすマラソンをはじめとした福祉に篤い風土、そしてサンリオのキャラクターたちを融合させ、『世界で一番あたたかい大分県』『世界で一番やさしい場所』を目指し、構想を膨らませています。日出町ともこれまで以上に、観光誘致や定住促進の面で連携を深め、一緒に頑張っていきたいと思っています。リゾート化構想のキーワードは、高低差のあるロケーションを生かした『天空のパーク』です。まず、雨天や昨今の温暖化による猛暑に対応するため、パーク部分に『大屋根』を作り、年間を通じて楽しめるようにします。そして、隣接の小高い丘にホテルを建設し、心ゆくまでリゾートを満喫できる長期滞在可能な環境を整えていきます。さらに、災害時の支援拠点としての使い方や障がい者の就労支援施設も視野に入れています。コンセプトとしては、『みんなとつくる』、『誰の笑顔も諦めない』を掲げています。地元の方をはじめ、国内外の方々にご意見を伺いながら、世界中が大分に興味を持ってもらい、性別や年代、国籍や属性に関わらず、みんなが楽しめることを前提に設計をしていきます。みんな仲良くというところで、サンリオ・サンリオエンターテインメントだけでやるのではなくて、コンソーシアムを率先してつくっていこうというふうに考えています。初期投資としては100億円規模を想定しており、今後半年かけて基本計画に落とし込み、また詳細が決まりましたらご報告したいと思います」と、基本構想の概要を説明しました。 佐藤知事は、「世界中の多くの皆さんが望んでいる、皆が仲良く楽しめるエンタメリゾートが、まさにこれから実現するんだな、と大変わくわくしています。ホテルを備えたリゾートの出現は、九州全体の観光にも大きなインパクトがあると思います。県としても日出町と連携しながら、インフラ整備などの面でしっかりサポートしていきます」と、協力の姿勢を示しました。 日出町長の安部徹也さんは、「日出町としても、非常にうれしく思っています。日出町は、『SDGs未来都市』に選定され、『誰一人取り残さない』『誰もが幸せを感じる』街づくりを目指しており、同様の理念を掲げる企業と共に取り組めることをありがたく思います。夢と希望にあふれる街を実現していきます」と、歓迎の意を述べました。 © 2025 SANRIO CO., LTD. APPROVAL No.P17121710
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